アルコール×肌

 いつの頃からか、ある日突然口唇まわりがカサついて気になってしょうがなくなることが発生するようになった。で、最近わかったのだが、それはお酒を飲んだ次の日であることに気づいた。特にここしばらく、月に1回もお酒を飲む機会がないので、発覚できたようなものである。で、口唇のまわりといっても、厳密に言うと違和感があるのは下唇の下のあたりに集中している。つまり、ビールを飲んだ際、アルコールと肌が触れている部分に荒れが起こるわけだ。肌がやられているんだろう。


 で、リップクリームを塗ったり、ニベアみたいなものをつけたりするのだが3日くらい経っても、まだ違和感がある。冬で乾燥するということもあるだろう。やっかいなものだ。


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 そこで思い出したのが、大学に入った直後にキャンパス内で「アルコール体質チェック」みたいなものが行われていたこと。仮設テントを建てて、「これから飲み会や新歓コンパが増えます。自分の身体がアルコールに強いか弱いかチェックしましょう!」と呼びかけているわけである。当然無料。検査の方法は、二の腕に丸いシールを貼って1分ほど待つ。おそらくアルコール成分が塗ってあるシールだろう。で、しばらく待って、シールを剥がしたときの肌の具合、赤くなったとかならないとかで診断するといった簡易なものだったと記憶している。痛くもなければ、まあ多少痒いくらいだ。ビールを飲んで口唇が荒れることで、この検査のことを思い出した。


 当時はまだ19歳で、当然お酒は飲んではいけないし、それ以前にアルコールに興味もなかった。だから僕がアルコールに強いと言われたのか弱いと言われたのか、検査の結果はまったく覚えていない。「(結果はどうあれ)どうせ俺はお酒飲まなし」と思いながら帰ったことだけは確かだ。暇つぶしで人の集まっているところに寄っていってみただけのことである。


 この年の瀬の寒い中、桜咲く春のキャンパスでの出来事を思い出した。アルコールに皮膚が荒れることをきっかけとして。