Entries from 2012-07-01 to 1 month

横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』を読んで

2~3年くらい前に買った本で、ずっと本棚で眠らせていました。なんとなく読む気にならなかったのです。またどうせ読むなら、夏のこれくらいの時期に読みたいと思っていたので、気分と時期がなかなか合致しなかったという理由もあります。しかし、いざ読みは…

高校野球観戦-石川大会準々決勝、決勝

圧倒的試合巧者。遊学館高校が見事石川代表、甲子園出場を勝ち取りました。 7月25日準々決勝、金沢高校(以下、金中)対遊学館は、昨年の決勝戦と同じカード。28日決勝、星稜高校対遊学館は、なにげに夏の大会での初対戦という、見所のある好カード。しかし…

僕が通った学校

僕が東京で「何かを学んだ場所」というのは、得るものだけ得て、すーっと通り過ぎただけの場所のように思えます。 というのも、そこで出逢った人々の名前をまったく思い出せないのです。そのときの教室の雰囲気や自分が主にどこに座っていたか、そして会話を…

僕が通った学校@バンタンJカレッジ2(2002年)

もう一方のライター養成総合コースAは、土曜日の朝っぱらから4時間の講習でした。講義時間も長いので、適度に休憩があり、ここのクラスメイトとは、それなりにコミュニケーションが取れてた気がします。が、やはりほとんどの人間とはカリキュラム終了後、も…

僕が通った学校@バンタンJカレッジ1(2002年)

バンドを辞めて、広告代理店を辞めて、「バンタンJカレッジ」という就職専門学校に通うことにしました。2002年の4月のことです。「広告の仕事に携わってきて、雑誌編集の勉強を本気でやってみようと思うようになりました」。広告代理店を辞めるときのウソの…

僕が通った学校@マック・ミュージック・スクール(1999年)

大学に行かなくなって、寝ても起きてもバンドをやってるような生活になっていました。ところがそれほど熱心に練習したり音楽聴いたりしてる方でもなかったし、何よりまったくの独学だったので、伸び悩みも感じていました。ので当時のヴォーカルに勧められて…

僕が通った学校@早稲田大学(1997~2001年)

朝起きても、まったく何の縛りがないという生活がはじまりました。 一応学校には行ってみるものの特に友だちもいないので、1人でキャンパスを歩いて、講義に出て、先生の話を聞くも何の手応えもなく90分が過ぎ、教室を出るという毎日を繰り返していました。…

僕が通った学校@早稲田大学(1997~2001年)の前の話

まず、僕がなぜ早稲田などという東京の大学を受験したかを説明します。少し前にも書きましたが、そもそもは是が非でも京都に進学したかったのです。東京など頼まれたって行きたいとは思えなかったし、興味も関心も憧憬もへったくれも何もありませんでした。…

高校野球観戦-金沢桜丘高校対津幡高校

7月15日朝8時、起きて部屋から外を見ると、テストの点数が悪かったときのメタファーのように空は薄暗く、道行く車もめんどくさそうにワイパーを動かしながら走っていました。僕はううむと思いました。わざわざ雨降る中に、高校野球を観に行くのもどうかなと…

古賀茂明著『官僚の責任』を読んで

まず僕は「官僚」という職業がどういうもので、何をしているのかあまりピンときませんでした。よく聞くワードではあるけど、政治家とはどう違うのだろうかと。で、ざっくり調べてみると、日々ニュースでお目にかかる政治家先生というのは国を繁栄させるため…

鴻上尚史著『あなたの思いを伝える表現力のレッスン』を読んで2

表現で感情が動く 「どうして私たちはテレビや映画、小説、演劇、マンガの物語を求めるのだろう?」という疑問を持ったことはありませんか? いろんな理由があるでしょうか、ひとつは、「経験したことのない感情を味わえる」ということだと思います。 ものす…

鴻上尚史著『あなたの思いを伝える表現力のレッスン』を読んで

「表現」と「感情」の関係 ここでちょっと、「表現」と「感情」の関係を考えてみます。 (中略) 人は恋をすると、「表現」と「感情」に対して厳しく、敏感になります(この場合の「表現」は「言葉」ということです)。 つまり、「言葉」と「感情」の距離に…

村上春樹著『1Q84』(文庫)を読んで

作家というものは、そのプライベートや興味、関心をあまり表に出し過ぎない方が良いのではないかな、と思いながら読み進めていました。 ――2009年、主だったあらすじも舞台背景も、そのほとんどが包み隠された状態で発表された村上春樹、待望の新作『1Q84』。…

僕のスポーツの楽しみ方@EURO2012を終えて

僕が海外のサッカーの代表戦を観ていると、どうしても考えてしまうことがあります。というより、サッカーに限ったことではなく、スポーツの大きな国際大会を観ていて、「ソレ、どこにある国だよ?」というマニアックな国、また聞いたことはあるがホントはよ…

上半期俺的優良書籍BEST5

5位 レイモンド・チャンドラー著『ロング・グッドバイ』 森川友義著『若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?』 チャンドラーの『ロング・グッドバイ』は再読ですが、文章の「書き方」というものを改めて考えさせられました。私見よりも見…

6月の読書メーター

6月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2591ページナイス数:26ナイス村上春樹『1Q84』をどう読むかおもしろい視点や新しい発見もあったが、全体的な統一感がなく、読んでいてとても疲れた。読了日:06月30日 著者:あなたの思いを伝える表現力…