Entries from 2012-01-01 to 1 year

2012年の『Not Found』を振り返って

僕が勝手にリスペクトしているfujiponさんの真似であるが、今年最後ということで、自分まとめをしてみる。自己推薦13エントリー。 ◆2012年の『琥珀色の戯言』を振り返って - 琥珀色の戯言 (2012.12/31) ◆ゲイの主張と宗教 (2012.01/09) 自分の持つ価値観と他…

「悔い」に関する考察

「(悔いに関して)結果論だが、いくつかはある。ただ、そのときそのとき考えて決断したことであり、何一つ後悔はしていない」 ――松井秀喜 僕らのような凡人は、飽きてきたからやめる、厭になったから逃げ出すことはあまたあれど、アスリートのように、自ら…

靴の話

今自分の履いている靴はどれも東京で買ったもので、もっとも最近買った靴はといえば、去年の11月に友人の結婚式で東京に行ったときに上石神井で購入したものである。いい加減古い革靴も使い古してきて買い換えたいな。ああそういえば、東京行く機会があるか…

こころ中

ちまちまと、夏目漱石の『こころ』を再読しているのだが、この作品は、つくづく名作だと思う。 ただ漱石に関して、まともに読んだことのあるのが、この『こころ』くらいで、『坊ちゃん』であったり『吾輩は猫である』といった有名作品は手にとったことすらな…

下半期俺的優良書籍BEST3

こうして振り返ってみると、7月からの下半期、というか8月以降は、まった読書をしていないことがわかる。もちろん、ドラクエをずっとやっているからだ。そもそもの読了件数が少ないので、下半期は3冊のみピックアップしてみる。 3位 三浦しをん著『風が強く…

今年やり残してしまったこと

去年の似たような時期のエントリーを見たら、「今年やり残していまったこと」という投稿をしていたので、今年もまとめてみる。 今年やり残してしまったこと、その一。相変わらず英語 いつになったら本格的に取り組むのだろうか。多分、暴力的な強制力がない…

嫌いな人を味方につける

きのう、日本将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖が亡くなられた。しかし僕は残念ながらどんな方なのかはよく知らなかったのだが、テレビの報道でハッとした言葉があった。「将棋は相手の駒を自分のものにして戦うゲーム。これは人生と同じで、もっとも嫌いな人…

投票率が悪いのは、誰のせい?

春先に『若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?』という本を読んで、ふむなるほどと、少し選挙にも関心が出た。それで、これまでは何を言われようと投票に関しては無視する側だったのだが、今回は選挙に行こうぜと呼びかける立場になった…

選挙に行ってきた

期日前投票とやらに行ってきた。 思ったよりもたくさんの人がいて、というか駐車場からかなり混雑していたのが意外だった。僕の勝手な印象では、期日前投票なんて、選挙当日に会場に行けないアウトローな人間が、こそこそとやって来て人目を忍んで票を入れて…

折り返し点とは本当だったのか?

毎年この時期に、「今年の漢字、個人版」を考えている。何気に僕の中では、毎年楽しみにしている行事ごとの一つだ。世の中の「漢字」はコレ、そして自分はコレ、みたいに。が、今年ほどパッと思いつかない年もこれまでなかったように思う。なんかモヤモヤし…

DQX日記~その参

今回のドラクエの大きな特徴のひとつとして、金が貯まらないような仕様になっていることがまず挙げられる。モンスターからもらえるゴールドも少ないし、町中にある宝箱やツボを調べて手に入るお金も微々たるものなのだ。 そこで、お金を貯めるために重要な手…

1980年12月8日について

きのう12月8日、facebookやblogなど随所で、ちらちら見かけたトピックスがある。というか毎年見かける。そう、12月8日は、1980年12月8日は、ジョン・レノンの命日。 しかし僕はといえば1980年は3歳で、当然ジョン・レノンもビートルズも知る由もなく、という…

モノを売ってみた

先日、いらないモノをリサイクル・ショップに持って行ってお金に換えてきた。内容は以下の通り。さて、いくらになるのだろうか。 ▼本・雑貨類 単行本×3冊(『1Q84』) 新書×4冊 文庫本×2冊 野球カード×33枚 布トートバッグ オマケのエナメル・バッグ(小) …

沼田まほかる著『九月が永遠に続けば』を読んで

春頃か夏前くらい、書店でやたらとパワー・プッシュしていたのでとりあえず図書館で予約。もちろんタイトルの通り9月に読みたいなと思っていたが、予約数が多く、11月になってやっと順番がまわってきた。まあ、そうは問屋がなんとやらだし、そもそも9月はド…

シフトの憂鬱

バンドの練習スタジオでバイトをしてたときの話。 出勤はシフト制で、休みたい日に「休み希望」を申請して1ヶ月のシフトを決めるというルールだった。そしてある年の11月。翌月のクリスマスの日、24日だったか25日は、ほぼ全員が我先にと「休み希望」を出し…

11月の読書メーター

2012年11月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:630ページナイス数:12ナイスMIX 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)の感想僕にとっては、『タッチ』、『H2』に続いてのあだち作品。変わらない世界観と、新しい舞台がほどよくMIXされていると思…

お通夜のときに考えていたこと

先日お通夜に参列しました。直接知っていた方ではないのですが、仕事関係の方のお母様ということでの参列です。 通夜はセレモニー・ホールのような場所で行われました。ご高齢の方ということもあってか、特別しんみりした様子でもなく、どこかの子どもが狭い…

『MIX』(1巻)を読んで

本当に久しぶりに買った漫画で、じゃあこの前に漫画を買ったのっていつかと思い返すと、『H2』。あだち充の『H2』でした。 もともと、あだち充が好きだったかと言えば、「まあ人並み」くらいで、『タッチ』にしても、それこそ「人並み」くらいにしか興味はあ…

鉄工所にて待つ@河北潟一周駅伝

2012年、年が明けてまず楽しみにしていた行事のひとつに、この河北潟駅伝がありました。11月に行われる駅伝、またみんなで襷を繋いでゴールしたいなと。しかし、結果は3.3キロの区間を走りタイムは15分57秒。ペースにすると1キロあたり4分50秒で、去年と比べ…

第92回河北潟一周駅伝競走大会

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去年に引き続き、勤労感謝の日に、河北潟一周駅伝ってのに出場しました。そして去年に引き続き、説明しておきますが、この駅伝大会を語るときは、「日本最古」「日本でもっとも長い歴史を持つ」という枕詞が必ずついてきます。そうです、河北潟一周駅伝競走…

君にとってオールA、オール5は魅力的か?

小学校の頃「ベストプレープロ野球」というファミコンの野球ソフトがあって、よくそれで遊んでいました。このゲームは、「ファミスタ」や「燃えプロ」のように、選手を操作して打ったり走ったり投げたりすることはなく、バントのサインを出すとか、前進守備…

ガラスを割ったら、何が出てくるか?

前回の「文句を言う」という話を書いて思い出したこと。2002年、日本と韓国で開催されたのサッカー・ワールドカップ時の話です。 当時、日本ではじめて開催されるワールドカップという華々しい表舞台のすぐ脇で、多くのチケットが販売されていない、用意され…

文句を言う人々

毎年、プロ野球ペナントレースは、mixiのコミュニティを見てドラゴンズの試合の進行状況をチェックしています。いまさらmixiかよ、と思う人もいるかもしれませんが、何気に一番スピード感があり、無駄もないスレッドだと思っています。Yahoo!の一球速報より…

写真の移り変わり

ふと昔の手帳を開いて眺めていたら、こんなメモがありました。2008年3月11日のページです。 撮った写真をアルバムに貼らなくなった。 思い出が雑になってきた。 僕が最後に写真を現像したのって、いつなのでしょうか。10年前の日韓サッカー・ワールドカップ…

マラソン大会の話の続き

先日のかなざわ市民マラソンに、古くからの友人も出場しており、10キロを走りました。彼は今回はじめてのマラソン参加で、これまでも陸上経験はなし。ちなみに僕のはじめての10キロは60分13秒で、まあ平均のちょい下くらいといったところでしょうか。そして2…

第19回かなざわ市民マラソン観戦

run

2009年にはじめて市民マラソンなるものに参加したのですが、市民マラソンの観戦にまわるのは今回はじめてかもしれません。偶然走ってるのを見かけたから側まで行ってみたことはありますが、場所と時間を決め、待機して、やってくるランナーに声援を贈るとい…

小宮山悟著『天才なのに消える人凡才だけど生き残る人』を読んで

タイトルを見て、「凡人でも努力次第で成功できるんだよという」切り口なのかなと思って読んでいたのですが、そもそもこの小宮山悟という人間自体こそ「天才」の部類に属する人間であるような気がしてならなくなってきました。まず、無名の新設高校のピッチ…

東電女性社員殺害、グロテスク、エンターテイメント

東電女性社員殺害:マイナリさん無罪確定…再審控訴審- 毎日jp(毎日新聞)(2012.11/07) 97年の東京電力女性社員殺害事件で無期懲役が確定し、6月に再審開始決定を受けたネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の再審控訴審判決で、東京…

田中慎弥著『共喰い』を読んで

芥川賞受賞直後のインタビューでの一風変わったパフォーマンスで注目を浴びた田中さん。僕はあまり良い印象はなかったのですが、その後しばらくして、どこかのテレビ番組でのインタビューを見て、印象が変わりました。「有名な作品は、土地と結びついている…

『グラゼニ』(1~3巻)を読んで

同僚に貸してもらった漫画。これがすこぶるおもしろいです。 まず、タイトルの「グラゼニ」という言葉ですが、「野球グラウンド+銭」という意味の造語。つまり、金銭面中心に語られる野球の話です。ピンチを脱した――給料上がるかも、大きなミスをした――査定…