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ドラえもんと発想力

 有名中学校の入試試験に「ドラえもん」が登場したらしい。僕がイメージする「入試」ってものは、試験問題としてしか成り立たないようなガチガチの融通の利かない問題達、ってものなので、「ふむ」と興味が惹かれた。


◆麻布中の入試で「ドラえもんは生物として認められません。なぜですか」と出題。エリート達震え上がる - NAVER まとめ


 当然誰もが、まず最初に「ロボットだから」という解答が思い浮かぶだろう。まあ僕もそうだった。でも「こんな手軽な答えが、正解であるはずがない」と思いとどまる。そしてあれこれと脳みそを回転させる。ここからが勝負だということだろう。22世紀より来てるからとか、そもそも漫画じゃんとか……。「NAVERまとめ」には、模範解答みたいなものがあるが、別にこれ以外にも正解、というか点数をあげても良いものはあるはずだ。で、実際の世の中でも、「おお、それも良いな。点数をあげよう」ってものばかりなのである。むしろ、模範的な解答ってものは「おもしろくない」と切り捨てられ、不正解となることだってあるくらいだ。僕らの住み暮らしている世界は、それだけ矛盾だらけで曖昧模糊としている。余談だが、一昔前に一世を風靡した「ゆとり教育」ってのは、生徒にこういう問いかけすることなんじゃないのかなとも思った。でも、実際はまったく違う方向に突っ走ってしまったのだが。


 ただ、思うに、もしこういった入試問題を出されたら、僕は高校も大学も、実際に入学した学校には合格していなかっただろう。僕は、どちらかというと、ガチガチに固められた問題のための問題を解くことに向いていたのだ。柔軟な発想力で七色に輝くようなクレバーな解答を叩きだすことはできない。だから、この問題が出題されたというトピックスを見たとき、「あ、今の時代に生まれなくてよかった」と、まず頭に浮かんだのが、正直な感想である。みなさんはどうだろうか。この手の入試ならもっと良い学校に入れただろうか?