パスワードの話

 少し前にラジオで聞いた話。


 昨今ではウェブ・サービスはもちろん、携帯端末やアプリの利用における「パスワード」というものが非常に頻出し、実質的に印鑑以上に重要な役回りを担っていると言っても過言じゃないと。それで、どこぞやの調査によると、パスワードとして使用されているもっともメジャーなワードが「password」なんだとか。まあ、絶対に忘れはしないだろう。一見ナイス・アイデアと思ったけど、もっとも使用されているらしいので、不正利用もされやすいってことだろうけど(そもそもラジオで発表されてるくらいだ)。


 ちなみに僕は昔っから一貫してある特定のワードを使用しているので、パスワードに困ったことはない。うっかり忘れてしまったなんてことはないのだ。ただ、先日Gメールのアカウント・ハックされた際、パスワード変更を余儀なくされた。となるとGメールとその他のログイン・パスワードが違うものとなり、その後、パスワードを入力するたびに「ん? まてよ」と考えてしまうことになった。また、ドラクエの不正利用が流行った時期もあり、ドラクエのログイン・パスワードも別のものに変更しているし、今でも定期的に変更している。気づけば、ここ半年くらいで5~6種類、使用するパスワードが増えたわけだ。まあ、こうやって、パスワードの管理がしきれなくなってくるんだろうね。「password」に一括したくなる気持ちもわかる。


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 もうここまでくると、不正利用をブロックするというより、利用者の管理能力を試すような位置づけになっている気もするパスワード。まあ指紋や顔や声での認証など、パスワードに変わる新たなセキュリティ・システムが一般化される頃には、僕らはどっぷり「パスワード」文化に染まってて、他の認証を受け入れるには、違和感を感じるようになるだろうな。いやいや顔認証されるくらいなら、パスワード入力しますよ、みたいな。つまりは、どれだけ不都合なことがあっても「パスワード」が一番安心する魔法の鍵なだと思う。