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2つ目のヤンキース

 しつこく草野球の話。


 僕が最初に草野球チームに入団したのは、2004年の5月15日である。というか、自分の中で2004年の5月15日ということにしている。とはいえ、この日にちを記念日としてしっかり覚えているわけではなく、チームのホームページの試合の記録を見返すとこの日になるということだ。そして正確には僕が初参加したのは練習試合の日ではなく、チーム練習の日だったので、僕の名前が出た試合から逆算すると5月15日に練習に参加して、それを入団ということにしている。さらにもう少し正確に言うと、その練習の前に一度試合をしているところを見学しているのだが、僕の中ではアクマでそれは見学であって、入団ではないことにしている。そもそもプロ野球のように入団発表などないわけなので、アクマで自分の決めの問題である。草野球をやっていると、こういったどうでもいい自分なりのこだわりを持つようになるのだ。野球というのは小さな記録とかどうでもいい験を担ぐとか、当人だけの自己満足が非常に多いスポーツである。


 ちなみに最初に見学に行ったのは、ゴールデン・ウィークの最中で、例外的に仕事に出ていた。でも、適当に外まわりに行く用事を見つけ、試合をしているグランドに寄り道をしたのだ。「ヤンキース」の試合に参加したその翌週のことで、場所は同じ上井草の4面の球場。今度は「西東京ヤンキース」というチームに顔を出してみたのだ。


 このチームの母体は大学のサークルだそうで、それは僕と同じ大学だった。これはあらかじめネットで検索してみて、なんとなくわかっていたことだが、聞くと監督は僕と同じ学部の同じ学科だった。しかも入学年度も一緒。もちろん当時はチームとも監督とも関わりなどないのだが、偶然にしてはでき過ぎており、もうじゃあこのチームに入ろうと決めた部分はある。というか、この条件下で断る理由なんてないだろう。


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 ただ、この日は仕事中ということもあって、3回か4回くらいまでベンチで試合を観て、途中で帰った。監督から「じゃあ、最後代打で出ましょうよ」と言われたが、僕は時間なので帰りますと断った。あとから聞くと、「あのとき代打を頑なに断られたから、もう二度と来ないだろうと思った」そうだ。そんな見学を経て、次週に練習に参加し、その練習のあとにこれまた偶然にも懇親会的な飲み会が予定されており、僕も急遽参加することにした。あとはもう自然とチームに溶け込んでいたった気がする。ちなみにその飲み会にて「背番号、何番がいいですか?」と訊かれ、反射的に「13番がいい」と答えた。空き番には3番、20番など気になる番号もあったのだが、口に出たのは「13」という数字だった。あとから、もう少し考えてから返答しても良かったかなとも思ったりもしたが、もともと僕のラッキー・ナンバーだし、これで良かったと思っている。


 その後金沢に帰省するまで4年あまり、このチームで草野球をした。毎週土曜日に試合が組まれており、とにかく1週間が土曜日を中心にまわっていたくらいだ。野球だけでなく、ここで得た経験値というのは非常に大きい。