「ラッシュアワー」を観て

 1999年日本公開作品。僕が東京に上京して、生活にも慣れてきた頃、この映画の宣伝を頻繁に目にしたことを覚えている。ジャッキー・チェンとか懐かしいな、とか思いながら。そういうわけで興味はあったのだが、その当時もまだドラえもん以外の映画を映画館で観たことがなかったわけで、多分映画館でどうやったら映画を観ることができるかわからなかったので、行かなかった。で、今になって初視聴。


 で、僕はずっと勘違いしてたみたいで、ジャッキーの相棒になる黒人をエディ・マーフィーだと思っていたが、クリス・タッカーという俳優さんだったようだ。全然知らない人だったが、コミカルで良い意味で黒人っぽい大雑把さが心地よかった。また、ジャッキーの相方として、サモ・ハンでもユン・ピョウでもないという部分に新鮮味があったし、噛み合ってなさそうで噛み合っているという掛け合いが観処かと。ので、ジャッキー好きであれば、観ておきたい。ポリス・ストーリーやプロジェクトAでは観られなかった、アメリカ版ジャッキーを観ることができる。


 内容は、アメリカにて誘拐された中国総領事の娘を助け出すといったストーリー。中国(香港)から派遣されたジャッキーと地元の市警のクリス・タッカーが、まあ自由奔放に犯人を追いかけるといったもの。ユーモアもあるし、アクションもまだまだ健在で、物語もしっかりしている。ただ、残念なのが続編もあるようだが、Huluには登録されていないようだ(でもGoogleで検索するとリンクが出てくる)。ゴールデン洋画劇場などで放送される日を待つことにしよう。


【ストーリー】
片やしゃべりっぱなし…片や暴れっぱなし! ジャッキー・チェン(『レッド・ブロンクス』『ファイナル・プロジェクト』)とクリス・タッカー(『ランナウェイ』『friday』)競演、パンチとギャグが飛び交う、痛快アクション・コメディー。文化摩擦あり、感情の爆発あり。言葉も習慣も違う世界からやってきた2人の刑事。互いの共通点は、コイツと組むのはまっぴら御免ということだけ。犯人逮捕のために残された時間はわずか。ひとまずここは取っ組み合いを止めて、2人の力を合わせるしかない!
【解説】
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