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追いぬかれて、その後どうするか?

 高校野球を観ていて前々から思うことがあります。1年生ながら背番号一桁をもらってスタメン出場している選手がたまにいますが、当然1年生が出ている分、ベンチに追いやられた上級生がいるということです。で、たとえばこの夏の大会で出場している1年生がいるということは、春までスタメンはってた選手が、今の試合に出られていないということです。仮にそれが3年生だとしたら、2年間練習を続け、普通に考えれば前の3年生が引退後、半年ほどレギュラーだったのに、最後の最後になって、ポンと入学してきた1年生にポジションを奪われ、試合に出られない……、と考えると少し胸が痛くなります。まあ、部活だけでなく、何事においても競争する上では当たり前のことなですがね。でも、やっぱり「お、1年生かよ、すげーじゃん」と感心する一方で、誰かが泣きをみているということに、考えてしまうことがあります。


 僕は高校で部活をしていなかったので、僕自身下級生に追い抜かれるといった経験はありません。なので、学生時代の学年意識が強く、学年が上であるというプライドがあるなかレギュラーを奪われるというのが、どんな屈辱的なことなのか僕には想像できませんが、もし自分がその立場に立たされたら、もうとにかく持てる力を総動員して現実から逃げ出したくなるでしょうね。そして高校を卒業し大学に進むと、僕の経験上、誰が年上、誰が年下といった感覚がなくなってしまい、完全に一般的な実力主義という世界観になっていくように思います。だから、高校の部活での上級生、下級生でのレギュラー争いほど残酷なものって世の中にそうそうないような気がしています。そして僕自信、この超シビアな世界を経験できていないことが、幸せなのか不幸なのか疑問に思ったりもします。もし下級生とのレギュラー争いという体験をしていたら、もっと人間的に強くなっていたかもなと思うわけです。


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 僕は、社会人になってからスポーツをやる機会が何度もありましたが、たいてい当落線上に位置づけされることが多いです。中の下から中の中くらいってことです。ので、昔も最近も含め、追いかけることはあれど、追い抜かれるといった経験は、あまり心当たりがないのです。だから、どうしても追いかけるほうが慣れており、一方で追い抜かれることへの免疫、一度追い抜かれても逆転してやるぞというメンタルを持ちあわせていないような気がします。これまでの「勝負経験値」からの傾向が出てしまうものなんでしょうね。だから、1年生にレギュラーを奪われた上級生というのは、この勝負に負けた経験というのが、僕のように勝負すらしたことがない人間と比べると大きなアドバンテージとなると思います。そう考えるとと、高校での部活、やっぱ、やっとけば良かったなぁと後悔してしまいます。