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公文入門の話

 小学校の1年か2年のときに公文式をはじめました。保育園からの友達が習っていたから、真似してはじめたという経緯です。


 今はどうなのか知りませんが、当時はごく普通の「家」の一室にテーブルが並べられており、月曜と木曜に、そこで用意された問題用紙に黙々と解答を書くというものでした。授業形式ではなく自習形式。最近のテレビコマーシャルでは、英語や国語もあるようですが、僕の時代は「算数」一択でした。ただひたすら計算ドリルのようなもので計算をするだけという非常にシンプルな勉強です。で、できた答案用紙を先生に提出し、マルバツをつけてもらい、マルがもらえるまで教室で計算する、考えるわけです。誰もなにも教えてくれはせん。まあこのあたりの放任っぷりが僕の性に合っていたのでしょう。小学校5年で学童野球をはじめるまで続けていました。飽きっぽい僕にしてはよくやったと思っています。小学校、中学校、高校を通して、塾らしいものに通ったというのは、この公文だけです。で、この公文ではいろんな思い出がありますが、一番最初に行ったときの「間違い」のことをはっきり覚えています。


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 一番最初ということで、僕がどれくらいできる子なのかわからないため(もしかしたらとても頭の悪いめんどうな子かもしれない)、非常にやさしい問題が用意されました。内容的には幼稚園児に出されるような問題です。「1 2 3 □ 5 6 □ 8 □ 10……」と書かれており、□に当てはまる数字を書きなさい、というようなもの。表のようなものに30とか50くらいまでの数字が書かれており、空欄の□を埋める問題でした。いくらなんでも小学生であれば、間違えようのない問題です。でも僕はいくつかのバツをもらい、先生も「どうしてこうなるの?」というような顔になっていました。


 まず僕は、こんな問題簡単過ぎるだろうと思い、むしろバカにされたかのように感じたわけです。ので、普通に1、2、3、よし次は4だな、というような解答をしなかったわけです。そんなアプローチつまらないと。で、どう解答を弾きだしたかというと、まあ最初の1行目は、普通に数えて数を埋めました。しかし2行目からは、横並びで数字を見るのではなく、縦の関係で数字を見て解答を記入したわけです。例えば「11 12 13 □ 15 16……」とあった場合、13の次で15の前だから「14」だなというアプローチではなく、□の上の行に書かれている数字が「4」だから、その下は「14」だな、という考え方をして、□を埋めていったわけです。つまり完全に遊んだわけです。こんなの普通に答えてられるかよと。


 ただ、これは僕の頭の中での解答イメージで、実際は1行目と2行目で一の位がずれていたのです。1行目は1~9まで書かれており、2行目に10~18、3行目に19~27……、なので、「11 12 13 □ 15 16……」とあった場合の□の上の行の数字は「5」。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 15 16 17 18


 なので、僕は「15」と解答したのです。「11 12 13 【15】 15 16……」という答え。オトナからは「どうしてこうなるの?」という顔をされますわね。


 ただ、もちろん僕はこんな自分オリジナルの解答方法の説明などしないで、「あ、すんません」と言って、普通に書きなおして再提出しました。「なんか間違えちゃいました」と。でも、今でもはっきり覚えています。これが僕の公文の第一歩目だということを。


 ただ、このアプローチと結果というのは、僕の中で今でも根付いており、僕を説明するのに適当なエピソードのように思えます。「ユニークな発想ではあるが、今のケースに関して言うと根本的に間違ってないかい? てゆーか最終確認しろよ」。三つ子の魂なんとらやってやつですかね。やっぱり、オーソドックスに振る舞うのが一番です。