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待てない体質

 きのうの話の続きですが、ネットの誘惑が生んだ弊害として、待つことができなったことが挙げられると思っています。待つことのレベルが非常に下がっているわけです。


 というのも、僕らはネットを見ていてページの開きが遅い、何かしらの起動が遅いというだけで、非常にイライラする体質になってしまっています。で、ページが開くまでの数秒間の間に、待ちきれずに別のことをはじめてしまうわけです。携帯を見てみたり、他の関係のないページにアクセスしてみたりと。で、やっかいなのは、これが数秒間でも無駄にしないようにという良かれと思って別の作用に手を出しているということです。しかし、脳みそはこのマルチ・タスクについていけず、結果「今」何をしていたかがわからなくなってしまいだけなのですが。


 そしてかく言う僕も、車を運転してて、信号待ちの時間ですら、なんとなく携帯に手が伸びてメールをチェックしたりしています。で、実際問題メールが来ていたところで、返信することもできないわけなので実用性はありません。ただ「待っている」ことができないだけなのです。まあしかし、こればっかりは、わかっていてもなかなか直せないわけで、だからこそ、断ち切りたい誘惑なんだと思いますが。


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 というか、逆転の発想で、ネットの誘惑を断ちきりたかったら、とにかく「待つ」体質をつくってしまえば良いのかもしれません。あれこれネットですぐ調べよう、すぐ検索しようとは思わず、待っていれば誰かが教えてくれるよくらいの「ゆとり」。野球の速報だって21時からのニュースでわかるし、誰かからのメールだって朝昼晩くらいのチェックで充分なはずです。その他の細々としたニュースや情報などは99%ほど知らなくても良いことのような気がします。言葉や漢字がわからなければ辞書をひくくらいの急がばまわれのスタンスの方が頭に焼き付くでしょう。


 もっともっと待つこと、楽しみに待つ時間を増やすことが、ネットの誘惑を断つ鍵のような気がしてきました。まあ、簡単ではないでしょうけどね。