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高校野球観戦-石川大会準々決勝、決勝

 圧倒的試合巧者。遊学館高校が見事石川代表、甲子園出場を勝ち取りました。


 7月25日準々決勝、金沢高校(以下、金中)対遊学館は、昨年の決勝戦と同じカード。28日決勝、星稜高校遊学館は、なにげに夏の大会での初対戦という、見所のある好カード。しかし、どちらの試合も遊学館が俄然そつなく、したたかに、そして運も味方につけ、圧勝。終始、遊学館が試合を「持っていく」余裕が感じられて、観ていて「ああ、遊学かなぁ」という流れが途絶えませんでした。いろんな要素があると思いますが、金中の岩井監督は1年目、星稜の林監督は2年目、そして遊学館山本監督は13年目という監督の貫禄もあったように思います。金中はエースが怪我をしたとき、星稜は中盤のピンチの場面で伝令を出す出さないで、グラウンドの選手よりもベンチが慌ててパニックになっていることがスタンドにまで伝わってきました。一方遊学館も決勝で死球を受けた選手の手当が長引く場面がありましたが、別段慌てることなく治療させ、待たされたピッチャーも焦れることなく無難に次のイニングを抑えていました。この辺の落ちつきがまったく違いました。


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 この2試合で、私立の高校野球というものをはじめて観ました。まず、応援団の威圧感が公立校のそれとは全然違うなというのが一番の印象。スタンドに駆けつけるOB、在校生の数はもちろん、応援スタイルの確立と徹底ぶりも野球レベルと比例するように高いものです。まあ、金中、星稜、遊学館は、石川のトップ3の学校なので、これが私立故の迫力なのか強豪校故なのかはわかりませんが。


 また、野球の面で、さすがは私立と感じたのは、ピッチング・スタッフの充実(贅沢)ぶり。私立は有能な選手が多いのか、ピッチャーを何枚も用意しており、中盤のピンチの場面になると、なんの躊躇もないようにさらりと投手交代してしまうのです。先発投手がピンチを招き、もう汗だく。やばいかなと判断すると、今まで図書館で勉強でもしてたかのような涼しい顔をした2番手ピッチャーが余裕シャキシャキで登場し、さらりとピンチを脱するという場面を何度か目にしました。最近の甲子園でも、継投は珍しくなくなっていますが、テレビで観てる分には(プロ野球に引っ張られる面もあるのか)「ああ交代か」くらいにしか思わなかったのですが、実際に球場で背番号1がわりかし簡単に交代してしまうと、「おい、もう代えるのかよ!」と驚いてしてしまいます。確かに、選手層のあるチームは、この猛暑での試合を勝ち抜くためには、背番号が1だとか10だとか、そんなことはあまり関係なく、チーム全員で9イニング(あるいはそれ以上)を戦うスタイルの方が理にかなってるかもしれないです。


 一方の公立校は、大事な場面を任せられるだけの技術面、精神面を持った投手が2枚も3枚もいるわけがないので、トーナメントでも後半に進むと、疲労が溜まったエースのでき次第で、試合運びも変わってくることが避けられないのかもしれません。この辺で、私立との差が出てしまうのかもしれません。


 今では背番号1の「役割」が変わっているのかもしれませんね。先発して試合をつくるか、リリーフして最後を締めるか。そのどちらを背番号1に任せるかはチームによりけりで、「すべてをお前に託した」という背番号1は、今後もっともっと少なくなっていくような気もします。また、僕の印象では、スイッチのタイミングが非常に早い。喉が乾いてから給水するのではなく、喉の渇きを感じる前に給水するのと同じように、傍目には「これくらいのピンチ投げさせてやれよ」という場面で代えてしまいます。それでもチームが勝ち抜くということは、それぞれの投手を信用していないというのではなく、「早めの継投で野球をする」というイズムが浸透しているということでしょう。


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 子どもの頃は、まわりの大人たちが甲子園をおもしろそうに観ている意味がわかりませんでした。知らない選手ばかりで応援し甲斐も感じられないと。でも、不思議なもので、自分が見てきた大人たちの好き嫌いというものが、自分もその年齢に近づくに連れて、似てくるような気がします。オリンピックに対しても同じことが言えます。


 とにかく、明日の7月30日、福井県代表が決まれば全出場校が出揃います。そして2012年、夏の甲子園大会は8月8日からだそうです。


◆トーナメント表 - めざせ甲子園2012(高校野球石川大会)


◆朝日新聞デジタル:高校野球


【やきう同好会(金沢支部)2012年成績】
▼高校野球

カード 勝敗 球場 戦評
7/28 星稜0-6遊学館   石川
県立
攻守にしたたかさ光る遊学館
2年ぶり5回目の夏の甲子園決める
7/25 金沢3-6遊学館   石川
県立
不運! エースにアクシデント!
金中連覇ならず
7/15 桜丘9x-2津幡 石川
県立
自慢の打線爆発
9得点、8回コールド


NPB

カード 勝敗 球場 戦評
6/24 中日5-4広島 石川
県立
ブランコ場外弾&和田決勝打で
石川初勝利観戦


JFL

カード 勝敗 球場 戦評
6/3 金沢0-1サガワ 西部
緑地
「パートナーエリア」観戦
攻撃陣覇気なし零封負け


BCL

カード 勝敗 球場 戦評
5/5 石川5-1福井 石川
県立
森M's3年連続開幕戦勝利!
助っ人外国人5人活躍!