U-NEXT無料期間で観たものまとめ

 U-NEXTが31日間無料で視聴可能だったので登録してみた。意外と多くの作品を視聴できたので一部を紹介。もう自粛期間も終了ムードだけど、参考まで。★印のあるものが特に満足度の高かった作品です。

感染列島

2008年公開映画。とりあえず名タイトルに惹かれて視聴したが、さすがに臨場感あって感情移入できた。しかし、このストーリーを「感染症」という知識無しで観たら、現実味が無いとか大袈裟過ぎるとかそんな簡単に感染なんかするもんかと、冷ややかに感じただろう。

風が強く吹いている (★)

2007年公開映画。箱根駅伝を題材とした三浦しおんによる小説が原作。素直に若いって良いなと思った。似たような年齢同士だけで、一つの目標に立ち向かうってのは学生時代が最後のチャンスなんだろうな、と。

東京原発

2004年公開映画。これも2011年以前に観ていたら、リアリティが無いと感じ、興味はそそられなかっただろう。

42

2013年日本公開映画。アメリカ、メジャーリーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンを取り上げたドキュメンタリー風の作品。というか主人公のMLBデビューは1947年、日本で言う戦後すぐの時代。思ったよりも最近の話だなと感じた。もちろん、メジャーリーグはもともと白人だけの野球リーグだったことは知っていたが、思いの外最近まで黒人差別なんて当たり前に行われていたんだなと知った。

linght out

2016年日本公開映画。ホラー映画。

グエムル (★)

2006年日本公開映画。2019年アカデミー賞受賞で話題になったポン・ジュノ監督の作品。かなり魅入った。韓国映画そのものがそうなのか、この監督がそうなのかわからないが、良い面も悪い面も人間臭さというものを全面に押し出している印象。

暗いところで待ち合わせ (★)

2006年公開映画。僕が東京に居た頃に読みふけった乙一の最高傑作のひとつ。田中麗奈の演技が素晴らしかった。

きみにしか聞こえない

2007年公開映画。乙一原作。小説も評判のようだが、個人的にはもっと他にも良い作品あると思うんだけどな。

ガール (★)

2012年公開映画。奥田英朗原作、小説はかなりおもしろかった。男性作家が描くアラサー女子の姿に勝手に共感したのだが、女性からみるとどうなのだろうか。映画化されたことは知っていたが観逃したので、観れて良かった。というか、一般的に原作で満足したものは映画でがっかりするものだが、原作読んでから時間が経ったせいもあるのか映画でも相応に楽しめた。

死にぞこないの青

2008年公開映画。原作は乙一

さよならドビュッシー

2013年公開映画。原作は中山七里のサスペンス。一方、最近小説を読んだばかりとあってか、幾分物足りなさを感じた。2時間の映画では描ききれない伏線が多々出てきてしまう。

空中ブランコ

2009年放送アニメ。原作は精神科に訪れる一風変わった症状の患者にフォーカスする奥田英朗のオムニバス小説。深夜枠ならではの奇抜な演出、色使いが特徴で、どの時間帯に観ても、不思議と深夜感を感じてしまうアンニュイな世界観。最後の2話の締めくくり方が良かった。OP、EDの電気グルーヴの楽曲もマッチしているが、今では購入できないのが残念。

連続殺人鬼カエル男 (★)

2020年関西テレビとU-NEXTで制作したドラマ。原作は中山七里のサスペンス。なんとできたてホヤホヤのタイムリーではないか。工藤阿須加主演で、なかなかのハマり役だったと思う。小説はこの後も話しが続くので、ぜひドラマでも続編を期待したい。

葛城事件 (★)

2016年公開映画。今回観た映画の中では一番の衝撃だった。とにかく三浦友和のクズっぷりが半端ない。池田小殺害事件がモデル。

ピエロがお前を嘲笑う

2014年日本公開映画。ドイツの映画、ハッカーのお話。

ドルームハウス

2012年日本公開映画。サイコホラー映画。

長い長い殺人

2007年放送WOWOWドラマ。宮部みゆき原作のミステリーもの。悪くはないが、その直後に視聴した「理由」が大作過ぎて印象が薄くなった感じ。

理由 (★)

2004年放送WOWOWドラマ。宮部みゆき原作のミステリーもの。個人的にはかなり魅入ったが、やたら台詞が長いので好き嫌いが分かれるかも。でも小説も読んでみたい。物語としてはとても深みがあった。1996年くらいが舞台設定なのだろうが、昭和感が漂っていて哀愁があった。

friends after 3.11

2012年公開映画。岩井俊二監督作品。3.11後のドキュメンタリー。今観てみると悪い意味で色褪せや風化を感じてしまう。「そういうこともあったよな」「あの頃の不満や疑問って、結局どうなったっけ?」と、置き去りにされてしまっている事柄が多々あることに気づいてしまった。でも、今はウイルスというまた別の脅威が目の前にあって、それどころじゃないのも事実で、原発問題もウイルス問題も数年経てばみんな忘れてしまって、一部の富める者は、また静かに潤い続けるのだろうなと思った。

ツインドラゴン

1992年日本公開映画。ジャッキー・チェン主演作品。

WHO AM I?

1999年日本公開映画。ジャッキー・チェン主演作品。南アフリカからはじまる物語だが、そこにジャッキーが居たらジャッキーっぽくなってしまうのが不思議。日本からは山本未来、ミシェル・フェレも出演。

ラッシュアワー3

2007年日本公開映画。ジャッキー・チェンクリス・タッカー主演作品。日本からは真田広之工藤夕貴も出演。一応シリーズ最新作。いろんな無料視聴サイトをはしごして、やっと全部観ることができた。

天使のナイフ (★)

2015年放送WOWOWドラマ。薬丸岳のデビュー作が原作(これがデビュー作かよ)。未成年による少年法をテーマした大傑作。原作も深くブルーな気持ちになったがドラマでも完成度は高かったように思う。やはり謎解きものは2時間の映画ではなく、5時間以上のドラマ形式が最低限必要じゃないかと。ともあれ小出恵介は良い役者だと思う。この作品が気に入ったなら、2018年公開された映画「友罪」も併せて観てみてほしい。酒鬼薔薇事件をベースとした作品(「友罪」は別料金必要のようだ)。

鍵のない夢を見る (★)

2013年放送WOWOWドラマ。原作は辻村深月の短編集。どうしようもないクズな男と救いようのないバカな女の話。全5話のオムニバス形式で、後半は女性にフォーカスした一面が強く、前3話の痴話ものに観応えがあった。



U-NEXT<ユーネクスト>
https://video.unext.jp/

中吉

 1年をまるまる日本で過ごすのは2014年以来。2019年を大きくまとめると、そういう1年になる。そんな1年の締めくくりに、会社が上場企業の傘下に入ったことが、一つのビッグ・トピックスだったかもしれない。そしてこの職場の変化は、今後僕にとっての大きな変化となりそうだとも思っている。


 そこで思い出したのが、日本に戻る直前に、黄大仙(ウォンタイシン)という香港で有名な占いスポットで占いをしてもらったこと(香港への旅番組では、黄大仙が紹介されることも多い有名なパワー・スポット)。全部でどれだけあるのか皆目検討もつかないが、30〜40くらいある占い部屋のなかから、日本語ができる占い師さんの居るブースに入り、仕事運を占ってもらったと記憶している。確か「健康」とか「恋愛」とか2つか3つのテーマを占うのにいくらというようなシステムだったが、他にどんなことを占い、どんな助言をもらったかさっぱり覚えていない。でも1つだけはっきり覚えていることがある。日本に帰ってからの2019年の春から夏にかけて、特に5月、6月頃には仕事を変えてはいけないという、えらくピンポイントなアドバイスをもらったのだ。この時期は悪い人に騙される運気なのだとか。


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 正直黄大仙で占いをしていた頃、僕は日本に戻ってまで同じ仕事を続ける気持ちが薄れていたし、事実日本に戻って半年以上経った春頃には、まさに仕事熱というものがもっとも覚めていたタイミングでもある。でも、黄大仙で占ってもらった「春に転職をしてはいけない」が節々に思い出され、気にかけていたことを覚えている。で、そんなこんなで秋になる頃から上場企業傘下に入るような噂が流れはじめ、トントン拍子で年末の吸収合併に至った。個人の感想だが、これはこの上ない良いニュースだと思っている。


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 来る2020年という語呂の良い1年、TOKYOにスポットが当たる1年に向けて、あの黄大仙の占いが、詰まりながらのセンター前ヒットみたく、2019年を渋く繋ぎの1年にしてくれたように感じる。


 2019年の僕の今年の漢字は、「占」。ちなみに誕生日に熱田神宮で引いた御神籤は「中吉」だった。

電子マネーまとめ(2019年6月時点)

 去年、日本に戻ってきて電子マネーを使うようになった。元々財布を持ち歩くことに煩わしさを感じるタイプだったので、AppleWatchなどでピロンと決済できる手軽さへの憧れはあったのだ。ともかく、いざアプリをダウンロードし、カードや口座登録をし、電子マネーを使ってみるとポイント・バックや特典が多々付随してきて想定外のありがたさがあることに気づいた。一方で、一口に電子マネーと言っても何種類も存在し、当然のことながらそれぞれに特徴があり、それぞれ独自のキャンペーンも展開している。そうなると、いくつかのアプリにお金が点在し煩雑になってきたし、AよりBの方がお得なんじゃないかとか、そもそもCを利用していることがマイノリティ過ぎるんじゃないかとか、精神衛生的にすっきりしない部分も発生してきた。加えて、個人だけでなく家用にも電子マネーを活用しだすと、スマホでの管理やらアプリやアカウントがどうこうとまたややこしくなる。ので、使い分けのルール付けが必要と思った。とにかく一旦まとめてみなくてはと。


 ちなみに、地方都市にいるためSuicaのようなカード系電子マネーは存在せず、QRコード決済系しか使えない。結果、これまで利用したことのあるLINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、PayPayを検証してみる。

LINE Pay

 目下、個人用のメイン・ツール。


 メインとする理由は、LINEクーポンとの連動がわかりやすい点と、定期的に15~20%還元のキャンペーンがあるため。デリマでの支払いのポイント・バックも「じゃあどうせなら」と使ってしまったし、最近コカ・コーラのアプリ「CokeOn」と連動したのも嬉しい。


 LINEには利用額に応じた「ランク」が存在し、ランクが上がるほどバック率が上がるのだが、僕の場合は個人の利用なので最低ランクのホワイト・ランク(通常0.5%バック)のまま。とはいえ、「コンビニ決済で15%還元」だけでも充分利用価値は有る。また、いろんなキャンペーンや特典がうまいこと途切れずに入れ替わることが多いので、継続して使わざるを得ないようになっている。

楽天ペイ

 個人用としてLINE Payとどちらが有利なのか判断しかねるが、目下のところ個人用サブのような位置づけ。元々楽天カードを使っていたので、とりあえず利用している感もある。逆に楽天カードを持っておらず、楽天ユーザーでもラクマ利用者でもなければ使う必要はないかと思う。


 楽天ペイのアプリの画面下にキャンペーンが表示されているが、LINE Payほど魅力がないかなというのが個人的な感想。ただし今現在は、「楽天カード登録で5%バック(2019年9月末まで)」期間中なので、LINEのキャンペーンがないときは活用したい。(追記:楽天カード5%バックは、楽天ポイント楽天キャッシュは対象外のよう。ので、楽天購入でもらって溜まってるポイントやラクマの売上金からの利用は通常ポイントとなる。となると状況によってはLINEの3.5%還元キャンペーンの方がメリット有りかも)

メルペイ

 メルカリの売上金の利用としてはメルペイの登場は非常に嬉しいのだが、ポイント・バックがないため利用の優先度、魅力は低め。


 というか、僕が利用するタイミングは、11円クーポンや50~70%バック(しかも翌日反映なのが嬉しい)という破格のキャンペーン時のみ。利用者囲い込みのための大盤振る舞い企画だと思うが今後も続いてほしい。とはいえ、11円クーポンは必ずしもメルペイ支払いである必要がなさそう。ので自分は11円クーポンを提示しつつ、LINE Payで支払うことが多い。


 またメルペイとは言いつつ実際の支払いはiD決済となるので、コンビニでも「iDで支払います」と言っている。「メルペイなのにiD?」と、僕も上手く説明できないし深く考えないようにしているが、ややこしい部分ではある。

PayPay

 個人ではなく、家用のメイン・ツール。


 リリース当初は、何億円キャンペーンやら、何人に1人無料やら、やたらとどうのこうのキャンペーンをやっていたが、正直少しわかりづらく、当たる気もしなかったし、個人的に魅力に欠けていた。だが、Yahoo!カードと組み合わせることで還元率が3%とぐっと高くなる(これまでの僕にとっては楽天カードの1%バックが非常に高い還元率と思っていたので、Yahoo!カードとPayPayの組み合わせとはいえ3%は高いと感じた)ことに気づいて、急遽Yahoo!カードを新調することにした。また偶然にもY!モバイルの契約をしていたため自動的にYahoo!プレミアム会員になっており(通常なら別途462円の月額費用がかかる)、これまたPayPayと連動させることで特典も受けられる。Yahoo!の各サービス、アプリと絡めることができるなら、もっとも魅力的な電子マネーとなる。


 そこで、個人用でも家用でもYahoo!カードを作成しPayPayを利用しようと思ったが、Yahoo!もそこまで大盤振る舞いしてくれない。Yahoo!カードは1人1枚しか作成できない(家族含め)そうで、またY!モバイルのプレミアム会員も1アカウントのみ。つまり個人の利用と家の利用を併用利用できないわけだ(もちろん個人のお金、口座とと家用を同等に管理するなら可能だが)。


 ともかく、もしYahoo!カードとプレミアムを活用できるなら一番魅力がある。ので、僕の場合は、個人の買い物はLINEか楽天、家の買い物はYahoo!と切り分けて今後使っていくことになりそうだ。また、個人的にヤフオク出品をすることもあるのだが、メルカリやラクマと違ってヤフオクは手数料なしで個人口座振り込みが可能なので、ヤフオクを使うからといってPayPayに縛られることもないのかなと思う。


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 こうしてまとめてみると、電子マネー電子マネー単体での良し悪しではなく、所有するクレジットカードと利用するフリマのプラットフォームとの関連性も高い。メルカリのヘヴィ・ユーザーなら当然メルペイの重要度は上がってくるだろうし、Yahoo!カードがなくヤフオクで出品もしないならPayPayを使うメリットは少ない。


 また、記載しなかったが、コンビニ利用時は上記の電子マネー特典に加えて、Tカードやポンタカード、nanacoカードのポイントも頂戴して、適宜ポイント利用もしている。そして、7月より各コンビニでも独自の決済アプリをリリースするらしく、またそれぞれの優先度も変わってくるかも。まあ利用者にとっては、どんどん競争していってもらえれば嬉しい限りだが。

平成最後の

 来年になったけど、去年の今年の漢字でも。


 年末も年始も今もなお聞き飽きたくらいに言われ続けている「平成最後の――」というフレーズ。確かに最後といえば最後なわけで、なんら間違いはないのだが、実際年号が変わったとことで、僕らの生活は劇的に変わるわけでもないし、5月からの毎日も思ってる以上に何事もなく通り過ぎていくんだろうなと、ある程度シラケた思いの自分もいる。騒ぎ過ぎだろうと。とはいえ、前もって最後がわかっているということは、受け入れる側も気持ちや環境や心身ともに諸々整理ができて悪くないことのようにも思える。たいていの物事というのは、知らない間にゆっくりと進行し、気づかないうちに手遅れになっているもの。特に良くないことは。ああ、なにかが終わって、次になにかがはじまるんだなと、しみじみと噛みしめる余裕があるというのは、贅沢なことなのかもしれない。僕にとっても、期せずしてまた金沢での生活がはじまった1年でもあったわけで、大きな太い文字で「区切り」と書かれたような平成最後の年だったように思える。


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 ということで、僕の今年の漢字「幕」。終了の意味も、開始の意味も持ち合わせている「幕」。でも、「平成最後の――」という幕が降りるイメージではなく、「新しい年号最初の――」という幕が開く意味合いの方がポジティブでいいのかもしれない。平成の最後に、新しい幕が開くのを待っていた1年というような。