変身

 2017年も最終日になって、今年1年を振り返ってみる。


 一番感じたことは、今年になってから、怒っていることが非常に多かった気がすること。


 元々僕はヒトにもモノにもゲンショウにも、なるべく腹を立てないように生きてきたつもりだった。喜怒哀楽の感情もできるだけ表に出さないように努めていて、その結果いつの間にか、無表情で無愛想な人間になっていた。心がけが変われば行動が変わって、やがて習慣たら人格たらもどうのこうのとかいうやつだ。


 ところが2017年になってから、感情の起伏が激しいと感じることが多くなってきたし、それを押さえきれないケースも少なからず出てきた。これまでは良くも悪くも楽観的であったし、「どっちでもいい」といったスタンスの生き方だったのだが、いつの頃からか、瞬間的に感情を刺激されることが多くなってきた。はっきりと「ノー」と感じることが多くなったのだ。AB型のうちの「B型」の血を非常に強く感じ、今、B型発動中だなと実感していることも多々あった(AB型というのが、A型とB型の混在という意味合いがどうかも知らないが)。メンタル的に弱くなってしまったのかな、だから短気になってしまったのかなと感じることが多々あった。


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 そんな2017年の僕の今年の漢字は、「虫」。端的に言うと「弱虫」というイメージでの「虫」。ちっぽけな存在である意味合いでの「虫」。とても視野が狭く、単細胞ま「虫ケラ」のようになってしまっていたという感覚。そんな一文字が今年の自分にお似合いかなと感じてしまう。


 ともかく、朝起きたら巨大な虫になっていなかっただけでも幸せだったのかもしれない。