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台湾に行ってきた@龍山寺の話

 何の前置きもなく半年ぶりにブログでも書いてみる。台湾旅行のメモ。


 親戚一同、12名の大所帯(うち1名が生まれたてで、あとイクラちゃん世代とタラちゃん世代各1名を含む)で、3泊旅行。個人的は、台湾に行くのは2回目で、この国にはなんとなくだが良いイメージを持っている。親日国家という印象からだろうか。実際に、ハワイと同等くらいに日本語だけで、なんでも通用する。


 名古屋のセントレア空港から出国し、夜中に台湾のホテルに到着。前回の旅行時も9月だったので、およその見当はついていたのだが、やはり熱い。ぬめっと蒸し暑い。一方で、この蒸し暑さに抗うかのように、冷却が可能な施設、交通機関の中はキッっと冷えきっている。なんともツンデレな国だ。初日は移動のみで、何をすることもなく就寝。2日目にはJTBの観光パックを予定していたので、7時に起きて、バスに乗り込む。他には2~4人の日本人グループが3組ほどいた。そんな僕らが最初に訪れたのが龍山寺というお寺。最初の一箇所目ということもあってか、なかなか印象に残る場所だった。


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 正門は改装工事中と残念なタイミングだったが、お寺の敷地内に足を踏み入れると大勢の人が一同、神妙な顔でお経を唱えているのである。スピリチュアルな空間だった。


 ご存知我が母国では、宗教なんてものは存在しないに等しく、大勢の人間でお経を唱えたり、賛美歌を歌うことなどない。葬式や法事でも坊さんがソロでぶつぶつ言ってるだけで、それを意味もわからず「早く終わらないかな」と聞き流しているだけだ。でも、これだけの大人数でひとつの決められた「コトバ」を口ずさんでいると、得体の知れないパワーを発する。そのうち天から龍が舞い降りてきて、死人を生き返えらせてくれても不思議でないくらいだった。まあ、使い古された表現だと思うが、意味を持つ「コトバ」というものは、自らアウトプットすることではじめて価値が生まれるのだろうなと気づかされた。



 永遠と日が沈むまでこの調子でお経を唱えているのかと思うほどだったが、僕らが到着してから5分ほどすると、唐突にエンディングを迎え、人々は「あーやれやれ、今日もご苦労さん」という風に背伸びをして、腰をとんとんと叩く。これまでの一体感が夢まぼろしのように、てんでばらばらに解散していった。彼らは毎朝、ここでお経を唱えることを日課としているのだろうか。お経は暗記しているのだろうか。それにしても見事な一体感とグルーヴだった。使い捨てのJ-POPより、よっぽど聴き応えがある。


 帰って調べてみたのだが、この龍山寺はもともとは仏教のお寺だったが、今となっては、道教儒教も組み込まれているらしい。まあ細かな違いはわからないが、日本にはないものだということは、ひしとわかった。また、台北101(台湾一高いビルだそうな)、故宮博物院(とにかく巨大な博物館だそうな)、中正紀念堂(台湾の父、蒋介石を称える記念堂だそうな)と並ぶ台北市の「四大外国人観光地」なのだそうだ。しかし、「見る」ことがメインの他のスポットよりも、体感できる龍山寺がもっともおすすめな場所だと思う。


 ただ、一日何回この合唱が行われているのか、決まった時間なのかそうでないのか、雨が降ったらどうなるのかは知らないので、興味のある人は事前に調べておいてください。


※参考
◆艋舺龍山寺 - Wikipedia


◆艋舺龍山寺官網 - 龍山寺簡介(日本語)