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開発者インタビュー

note

 今年、僕の中で唯一と言っていいくらいの、新しく広がった世界として、ドラクエの開発内部の顔を見ることができたということがある。


 これまでは、ゲームなんて出来上がったものを買ってプレイしてただけ。どんな人がどんな風にそのゲームを制作したかなんて知る由もなかったし、ドラクエに関しても堀井雄二すぎやまこういち鳥山明以外は誰が何をしてるかなんて気にしたこともなかった。でも今作では、公式サイトやニコニコ生放送などに積極的にプロデューサーやディレクターなどの「中の人」が登場し、これまでの秘話や今後の展望なんかを語っているのだ。言うなれば一サラリーマンとしての開発裏話を見たり聞いたりすることが、新しい楽しみと発見だった。


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 まあこれまでも、ある分野で活躍している誰かの話なんて厭というほど耳にしてる。スポーツ選手や作家や芸能人などの話。ただ、これらの人々とドラクエ開発の人々との大きな違いというのは、サラリーマンか否かということ。もちろん野球選手だってサラリーマンと言えるだろうが、自分を基準に考えると、僕と同じ舞台に立って、同じ色のスーツを着た「サラリーマン」とは思えない。それよりドラクエ・スッタフの話の方は、なにより自分に置き換えて話を楽しんだり、参考にできたりするわけだ。これが大きい、自分に置き換えられるか。特にディレクターとして、リリースされた作品の報告や開発の進捗をしている姿ってのは、本当にカッコイイなと思えた。自社のサービスに関して胸を張って発表できるということはとても立派だなと。まあもちろん、実際問題はきれいごとばかりではなく、パフォーマンスとしてみせている部分もあるし、現場では恨みを買っていたり、憎まれてたりしているんだろうけど、良い機能をつくりあげれば、現場のギスギス以上の評価をしてもらえるということだろう。


 テレビやネット記事で、どこかの企業の新商品、新サービスのインタビューを単発で目にしたことはあるが、こいうものも一時的な感動や一瞬の興奮みたいに忘れてしまうものなんだよね。やはり定期的に継続しないと、良いも悪いも自分の中に吸収されない。そういう意味で、ひとつの物事を続けることってのは非常に意味がある。まあサラリーマンというもの自体が、なんだかんだいっても決められたことを継続する力ってのが一番求められるわけだからね。