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あり得ない移籍なんて、もう存在しない

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 だいぶ昔だが、パワプロという野球ゲームをやっていたときの話。ペナントレースを戦うモードでゲームを進めていくと、いつの間にか、自チームとは関係のないところで「トレード」が成立していたりするわけだ。で、何シーズンか進めていくと、結構な違和感を感じるくらいになっている。阪神に成瀬(現ロッテ)がいたり、広島に高橋由伸(現巨人)がいたり、西武に岩瀬(現中日)がいたりと。いわゆる「看板」選手が、ひょっこり他チームに移籍しちゃってるわけである。また、ヤクルトの主力選手がまとまって日ハムに在籍したりしており、「なんだよこれは。ゲームとはいえひどいな。現実じゃありえない」と思って、ペナントを進める気がなくなったのを覚えている。多分、2007年とかそれくらいの頃だろうか。


 でも、今になってみると、こういったトレードは「まあ普通」「あり得るよね」くらいになってしまっている。FAもそうだし、金で球団ともめて出て行くことも少なくないからだ。終身雇用ってのは、もうプロ野球でも少ないんだろうね。井端の巨人入りのニュースを見て、そう感じた。井端が巨人で背番号「2」なんて、ゲームだったら「アホか。適当すぎるわ」と鼻で笑ってしまうだろう。でも、今はそれがリアルなのだ。去年には中日の助っ人外国人勢がごっそりDNAに移籍もしたしね。どんなことだって、あり得るんだなと。また、ライバル・チームとか強いとか弱いとかも関係なく、評価してもらえる場所で仕事をしたいう感覚は、サラリーマンでもわかる。というより、評価してもらえるところに移籍できるというのは、幸せなことなのかもしれない。


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 僕はドラゴンズ・ファンということもあって、どちらかというと好きな選手の流出よりかは、有名選手の加入の方が体験としては多かったのだが、もう今後は、そういうのもフラット化していくんだろうな。野球だってビジネスだし、一昔前に「たかが選手が」という発言の通り、選手だって、所詮「駒」の一つなんだよなと、再認識てしまった。