メモ帳

 数年前から、「1ヶ月に1冊」という区切りでメモ帳を使っている。メモ帳はA6サイズのコンパクトなもので、A罫ドット入り、48枚のタイプ。月末には残りどれだけページが余っていようと、新しいものに交換して使う。つまりは1年で12冊のメモ帳ができあがることになる。


 具体的な使い方は、『情報は1冊のノートにまとめなさい』という本を参考にした。簡単に説明すると、メモ帳と言えども、メモを書き記すだけではなく、どこかに出かけてもらってきたパンフレットやショップカードなども、このメモ帳にセロテープで貼り付けておく。当然、パンフなんかを折り曲げてA6のメモ帳内に添付すると帳面自体が太っちょになるが、お構いなしに貼り付けていく。あとから見返すときの対象物がメモ帳に限定されるので、まず紛失することがないので非常に便利である。そして、プライベートのことも仕事のこともすべて、この1冊に書いておくのだ。ものや情報によって、Evernote、各種SNS、各種ウェブアルバムなど、使い分けない。Evernoteにアップしたなら、Evernoteにアップした旨をメモしておく。


◆[雑記]『情報は1冊のノートにまとめなさい』感想<Not Found (2011.08/25)


 で、おもしろいもので、このメモ帳にメモをする内容が多ければ多いほど、その月は充実しており、逆に、薄っぺらくきれいな状態のまま1ヶ月が終わってしまうと、その月はあまりおもしろいことがなかったと言い切れる。あらゆるバロメーターとなりうるのだ。まあ、当たり前の話なのだが、毎日が楽しいと、どんな些細なことでも「ん?」とアンテナが反応し、「メモしておこう」という余裕があるわけだ。逆の場合は、小さなことなど見過ごすし、いちいち立ち止まらない。そもそも、何かを発見するようなアクションすら起こしていないのかもしれない。はっきり自覚があるのだが、新聞を読まない、朝、朝刊に触れもしないときは、たいてい毎日がおもしろくないと感じている兆候である。


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 どこかで見かけた銀行のキャッチコピーで、「あの頃の通帳は、あの頃の日記みたいに思えます」というのがあった。日記にしても、こういったブログにしても、着飾ることはいくらでもできる。でも通帳とかメモ帳みたいな無意識のうちに記録しているものって、非常に正直に、そのときの自分自身を映し出す鏡となっているんだろうな。だったら意識的にでもメモする機会を増やして、自分をコントロールできるようにしていきたいと思っている。