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高校野球観戦-金沢桜丘高校対金沢泉丘高校

 思い起こせば、高校野球の地方予選を観に行くようになって3年目。きっかけは、「興味本位」という部分もありますが、自分の母校に、なかなかすごいピッチャーとキャッチャーが入学したというところからはじまりました。そのバッテリーも今年で3年生。もう「最後の夏」です。実際自分が高校生をやってたとき、3年なんて非常に長く感じたのですが、今となっては3年という時間の短さにいちいち驚くくらいです。こんな短い時間で高校という青春時期を終わちゃうなんて気の毒だなと人事ながら思ってしまいます。まあ実際高校生やってれば、修学旅行だの文化祭だの体育祭だのとイベントがあって充分満喫できているんでしょうけどね。


 今年の桜丘は、いわゆる「下位シード」として2回戦からの登場、初戦は無難にコールド勝ち。そして3回戦は、3年前の僕の初観戦と同じの金沢泉丘高校。泉丘高校は、県内屈指の進学校です。で、超頭の良い連中は何をやっても効果的に物事を吸収するってんで、野球部もそこそこの実力。そして日曜の午後の試合ということもあってか、スタンドは両校とも多くのOB・OGで埋め尽くされていました。天気も快晴。「超夏」な時間帯です。


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 まあ、前置きはともかく、試合の方は、初戦、温存されたエースが満を持して登場。去年観たときよりも身体もひとまわり大きくなり威圧感も発し、完成された印象がありました。投球は、非常にテンポ良く、ポンポーンと2球で追い込み、はいじゃあもう仕上げますねという風に、マウンド後方にあるロージンバッグを軽く叩いてからのズズズバッと三球三振というピッチングを幾度と無く披露してくれました。最終回、引っかかった球が相手の足元をかすめる死球を一つ与えただけの、まったく無駄のないピッチング。見事です。


 そんな中、おもしろいなと思ったのが、背番号14を付けてファーストを守っていたひょろっと背の高い選手。先制された裏の攻撃の先頭バッターで、ボッテボテの内野ゴロを打つも内野手が暴投。送球がはるか後方のファウル・グラウンドを転々としてるにも関わらず、打者走者はあたふたしたのか躊躇したのか二塁進塁できず、近くで観戦してたおじさん方も「あいつ足遅くて自信ないんだろうな」と言うように、確かに走塁が苦手で鈍臭そうな感じの選手でした。その後バントで二塁進塁するも、次打者のライト前のライナー性の当たりに判断を誤ってしまい三塁ストップ(結局この回得点ゼロ)。連続のボーンヘッドにも関わらず、当人は、はははスマンスマンみたいに、日焼けした顔から真っ白い歯をみせてニコニコしてるわけです。今っぽい子だなと思って観てたのですが、次の打席では、僕が思わず「高ーけよ、バカ!」と言うほどの悪球を引っ叩いたかと思うと、その打球は不必要なくらいぐんぐん伸びて、相手左翼手が見上げる時間も不自然に長いなと思っていると、場外に消える同点ホームラン。へへへ打っちゃいましたみたいにまた白い歯を見せてダイヤモンドを一周していました。その後も、次打席では逆転のタイムリーを放つなどの活躍。で、大会ガイドブックを見ると、まだ2年生のようです。最終回の最後のアウトも、強烈なファーストゴロをさばいて、自らファーストベースを踏みゲームセット。ははは先輩、勝っちゃいましたね、最後のボール触ってみますか、みたいに満面の笑みをみせています。こういうラッキーボーイというかムードメーカーって大事だよなと思ってします。2年生ながら試合に出ていることもあって、彼は間違いなく、持ってるでしょうね。結果は、6対2で桜丘の勝利。先制されたのですが、3年前と同じく華麗に逆転。僕もその逆転のイメージがあったので、安心して観ていられました。過去のイメージって大事ですね。まあ僕は観てるだけなんですが。


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 桜丘は、かねてより「打倒私立」を掲げています。私立戦の前に超進学校に負けるわけにはいきませんわな。そして、お次は、いよいよ、いよいよやってきました、名門「学校法人稲置学園 星稜高等学校」との試合です。去年の夏、星稜戦で最終回1点差まで追いつくも惜敗。これで夏が終わりました。ここは過去のイメージを払拭してリベンジしてほしいです。ただし、23日は雨の予報。できれば応援に行きたいのですが、またしても一番の大敵は天気となるのでしょうか……。


◆朝日新聞デジタル:高校野球 石川大会 - 第95回全国高校野球選手権大会