扇子の話

 6年ほど前、まだ東京にいた時分に「扇子」を買いました。どうしてこんなものを買ったのかは覚えていませんが、多分、仕事で「ゆかた」がどうこうみたいな記事を書いていたので、その流れで「和風」なアイテムに興味が向いていたのでしょう。確か新宿かどこかのマルイで購入したはずです。値段は覚えていませんが、別段高くもなく、かといって最安値の特価品を選んだわけでもなかったと思います。中の中の無難なものを手に取ったはずかと。


 しかし買ったはよいものの、たいして、というかまったく使うことはありませんでした。で、一時期はどこへ仕舞ったか忘れるくらいのものでしたが、去年くらいから夏には手元に置くようになり、今年は財布、携帯、扇子は常に持ち歩くようになっています。ピンポイントでのお気に入りアイテムです。僕は(というか誰でもそういうところがあるのでしょうが)、古臭い日本風なものがいいなと思うところがあります。というか、団扇などは1シーズンでボロボロになったり、壊れて捨ててしまうものですが、扇子は意外と寿命が長いですね。良い買い物をしたなと思っています。


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 最後に、「扇子」と「扇」はどう違うのか。ネットで簡単に調べる限りでは、大きな違いはなく、むしろ同じものとして扱われているようです。で、それでも線引きをするのであれば、持ち歩いたり、団扇のようにあおぐものが「扇子」。踊りや舞の道具として扱われるのが「扇」といったところでしょうか。まああくまでこれは僕の解釈であって、検索すれば検索しただけの解釈があるようです。ということは何だっていいのでしょう。