コピペ、右クリックができない韓国

 仕事上、韓国のサイトを見ることが増えています。もちろん、ハングルはさっぱりわからないのですが、翻訳サイトを活用しながら、どんなことが書かれているのかなんかをチェックしています。


 で、ここからが韓国のネットの変わってるところですが、韓国サイトでは文章のコピペができないことがしょっちゅうです。というか、ほとんどのサイトでコピペがでない部分が多々あります。理由までは細かく調べていないのですが、そもそも韓国にはSEOというものが存在しないので、テキスト・データの重要性がないのかもしれません。そして、右クリックが無効になっているところも多く見られます。著作権的な問題なのかもしれません。ともかくどんな理由にせよ、非常に不便であり、不便以上に常識を真っ向から否定されたような疎外感を感じてしまいます。コピペができない、右クリックをするとアラートが出ることに。


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 しかしまあ僕も大学のときにネットを触るようになって、いとも簡単に他人の書いた文章や画像をコピペや右クリックひとつで自分のものにできることに感動を覚え、同時に恐怖すら感じたくらいです。こんなことやって良いのかなと。なんでも取ってこれるじゃんと。案の定、その後、大学のレポートなんかをコピペだけで済ますことが問題になったように、ある種の便利さというものは別の大きな問題点を引き連れてくるわけです。そう考えると、コピペができない韓国のネット環境というのは、道徳的観点からは優れているのかもしれないですね。また、コピペではなく、文章をタイピングすることは、言葉を覚えるトレーニングにもなります。実際僕も、若い頃は誰かの文章をただひたすらタイピングして模写して、文体を身につけたこともあります。特に韓国は、世界でも一二を争うネット大国。こんなに不便でも、熱狂的に活用されているという事実に、考えたり、見習ったりする部分はあるのかもしれません。でもまあ、仕事で関わ分には不便極まりないんですがね。