夢はどこにあるのか?

 朝の情報番組を見ていたら、レゴの達人みたいな人が出ていました。なんでもアジアで唯一のなんかの資格だか認定だかを持っている人だそうです。僕はベッドの中で3/4ほど寝ながら、彼はどれほどすごいのかという紹介をぼんやり聞いていました。しかし、そのまま二度寝せずに起きられたのは、次の言葉を聞いて興味が惹かれたからです。達人が言うには、「夢を与えるという言葉は好きじゃない」とか。僕はほうと思いました。「夢は与えられるものじゃなくて、自分で探して掴み取るもの。与えられるのを待たれても困る」のだとか。ああ、良いこと言うなと思いました。「努力しても報われないことがある」くらいの真理だなと。


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 夢を与えるとか、夢を与えたいと思っている人はたくさんいるのだろうけど、実はそれを受け取る側の意識の方が重要なのです。特にこれだけ情報が溢れている世の中では、どんな感動も、いい話も、一瞬で喉元を通りすぎてしまうことがほとんど。そんな中で「夢なんか与えようと思わない」というスタンスは、非常に共感できました。欲しけりゃ自分で探せと。つまりは、世の中はやったもの勝ちなんですよね。いくらキレイ事を並べたて、ときめいていたとしても何も変わらない。行動してくださいと。


 僕も、いまさらですが夢や希望なんて誰かがくれるものじゃないと考えるようにします。スポーツや映画や小説から夢や感動を得ても、それをどう消化するかの方にウエイトを置きます。自分のこれからの生活にどう取り込んでいくかが重要なわけです。むしろ、夢や希望は金を出して買うものだと思ったくらいが良いのかもしれません。そうすれば金を稼ぐ努力くらいはするのでしょうから。