給料明細をその場で見るか否か

 人間を2種類に分けるとしたら、給料明細をもらって即その場で額面を確認する人、しない人に分けられると思う。僕は前者であり、確認する人間だ。


 明細なんて、ただの数字の箇条書きであるし、また人前でお金のことをうんぬんというのを嫌う人もいるだろう。また毎月の給料は固定で、わざわざ開けてチェックする必要はない人だっている。それにしても自分が働いた分の報酬はすぐにでも確認したいと思うのがスタンダードであるべきな気がする。


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 というのも、自分が部署の人間に明細を渡す立場になってみると、手渡したハナかっら見向きもせずに明細をカバンの中に突っ込まれると、じゃあ来月から少し減らそうかな、どうせ関心ないならわからんだろ、とも思えてしまうのだ(もちろん、僕に減らす権限はないのだが)。やはりその場でビリビリと封を切って、中身を確認してほしい。もちろんほっとすることもあれば、渋い顔をすることもあるだろうが、いずれにしても給与をもらって感情が動くという人間的なリアクションくらい見せてほしいのだ。あーはいはい、でどこかに仕舞われてしまっては、こちらもテンションが落ちる。そして、明細に無関心な人は、働くこと、尽くすこと、貢献することができるめじめな人ではあるが、評価を上げること、要領よくこなすこと、稼ぐことが下手である傾向があるようにも思う。世渡りが下手な人は、自分の労働と報酬に無関心で、結果、採算が合わない行動をしているのだろう。「金」基準でものを考えたり、動くとこは、それ相応に必要だと思う。


 まあもちろん、その場で明細を見なくたって、家に帰って1人だけの状態でしっかり確認して記録したりしてるのかもしれないが、自分への報酬というのは、しっかり早いうちに把握すべきであると思う。