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道に落ちている10円を拾ってみたら

 ふと耳にした話題。道に10円落ちてたらどう思うかと。


 まず、小さい子ども、小学生くらいだったら嬉々として拾うだろう。サヨナラ逆転のランナーとしてホームベースに突っ込む高校球児のように。これは間違いない。ところが、そこそこいい大人、社会人となり自分で給料を稼いぐようになると、10円くらいじゃ二度見する程度でスルーすることも多々あるはず。


 理由はいくつか考えられる。10円ぽっちを、わざわざ足を止めて、膝を曲げてまで拾う価値があるのか。そしてそんな場面を誰かに、上司や部下や同僚などに見られるリスクを追ってまで手に入れたいものなのか。また、このままこの場所に放置しとけば、落とし主が気にして戻ってきたときに、めでたく見つけることができるわけで、たまたま見つけた自分が横取りするのも忍びないとも思えてしまう。そんなような感情がうずまいて、当然「欲しい」とか思えど、「見なかったことにする」ケースが多いかもしれない。もちろん、ごく自然に10円をピック・アップできても、上記の様な要因から後ろめたい気分になるはずだ。フィール・ソー・バッド。


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 実際にこの話し主も、「10円拾ったけど、なんかいい気分になれなかったんだ」という感想を述べていた。


 子どもから大人になり、お金を拾うということに、これだけの心境の変化があるというのは、なんの苦労もなく手に入るお金というものに気味の悪さというものを反射的に感じるようになるからだろう。たかが10円であっても、タダで湧いてくるお金には拒否反応を示すのが、ごく一般的な感情なのかもしれない。