体罰について

 体罰について書こうと思いましが、なかなかうまくまとめられないので極力シンプルに。今回の体罰事件から見えてくるのは、過去の成功体験へのこだわりの是非なのかなと思いました。

この体罰を巡っては、バスケットボール部の副顧問ら2人が様子を目撃していましたが、2人は学校側の調査に対し、「顧問のこれまでの実績などから、指導に意見を言うような雰囲気ではなかった」などと答えており、大阪市教育委員会は、外部の弁護士などの協力を得て体罰の実態の解明を急ぐことにしています。


◆自殺前日“30~40発たたかれた” NHKニュース" (201.01/10)


 過去の成功体験は、諸刃の剣――。小さな自信やちょっとしたプライドにすることはあっても、過去にしがみついてしまっては盲目的になってしまうわけです。部活動の指導に限ったことではないと思います。僕ら自身の生き方に関しても、昔のやり方に執着し過ぎていると、大きな失敗をしたり、取り残されてしまうことが多々あります。原発にしても同じなのかもしれません。これまでに多大な恩恵はあった。しかし、大きな事故があった。今後は、どうするのか――。


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 僕の人生にも、わずかながらに成功体験というものはあります。しかし、それはあくまで自分以外の人間は忘れてしまっている過去のものであると、しっかり線引をしないといけないのかもしれません。そしてそのときの成功へのアプローチやスタンスにこだわり過ぎないことを肝に命じないとなと思いました。