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靴の話

 今自分の履いている靴はどれも東京で買ったもので、もっとも最近買った靴はといえば、去年の11月に友人の結婚式で東京に行ったときに上石神井で購入したものである。いい加減古い革靴も使い古してきて買い換えたいな。ああそういえば、東京行く機会があるから、そのときに買おう。と、なんとなく金沢より東京の方が良い物があるかもなくらいのノリでそう決めたわけである。


 で、どうやら靴には、同じメーカーの同じ型であっても、通常仕様と雪国仕様があるらしいのだ。つまり雪国仕様の靴は雪の上でもすべりにくく、また雪が靴底にくっつきにくくなった構造だということだろう。具体的にはソールの指紋みたいな彫りに違いがあるのだろうけど。


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 ということで、毎年冬になり雪が降り積もると、僕は外を歩くのに非常に苦労するわけだ。なぜなら、僕の持っている靴はどれも雪国仕様でないから。それで、ああこれは確かに東京で買った靴で、どうりで雪道は歩きにくいわけだと思い出す。そして、なんで去年、東京でなんか靴を買ったのだろうかと後悔する。が、そもそもこの「ああ、歩きにくいな」というのも雪が降ってはじめて思い出すことなので、春や夏や秋にはまったく意識しない事柄である。だから、「はじめて訪れた旅先で、新しい靴を買う」、なんとも示唆に富んだ哲学的な行為だなと自分に酔いしれながら、またどこか暖かい地方で新しい靴を買ってしまうかもしれないのだけれども。

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