下半期俺的優良書籍BEST3
こうして振り返ってみると、7月からの下半期、というか8月以降は、まった読書をしていないことがわかる。もちろん、ドラクエをずっとやっているからだ。そもそもの読了件数が少ないので、下半期は3冊のみピックアップしてみる。
3位
- 三浦しをん著『風が強く吹いている』
読むこともさることながら、走ることも滞りがちなのだが、「走ること」を「読むこと」で非常にエキサイトさせてくれた一冊。もちろん、駅伝やマラソンになんら興味のない人にも、良い意味での青臭い友情、青春の物語として楽しめるだろう。ちょうど箱根駅伝もはじまる時期にあわせて、もしくは箱根駅伝を観終えたあとに読んでみるのも良いかもしれない。
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2位
1985年8月12日、日本航空123便墜落事故を題材にした小説。なんとなく長い間本棚で眠らせていたのだが、いざ読んでみると非常に没頭して読み進めることとなった。もちろん、小説のプロットや登場人物の魅力というものもあるだろうが、僕が一番惹かれたのは、昭和に生まれた人間として、こういった昭和臭のする舞台背景にノスタルジーを感じたからだと思う。映画化もされているらしいが、おそらく小説としての描写が味を出しており、文字として体感するのがベストな作品だと思っている。
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1位
- 『グラゼニ』
連載中の漫画なのだが、とてもリアリティがあり、また勉強にもなる物語。続きの展開も楽しみにしている(とはいえ、同僚から借りるわけなのだが)。
スポーツ選手、ましてやプロ野球選手なんてものは、「夢」とか「憧れ」という言葉で飾られることが多いが、そうはいってもサラリーマンと何ら変わらない、ひとつの「職業」に過ぎないことを痛感した。つまりは、どんな職種であっても、頂点に近い一部の人間は「夢」とか「希望」を与えることができるが、その他大勢は、厳しく、しんどいことに耐え忍びながら毎日の仕事をこなしているわけだ。そう考えると、サラリーマンにだって、「夢」とか「希望」があるのかなと思えてくる。
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