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僕がた食べたうまいもん@宝来(国分寺)

note tokyo

 ――国分寺を離れるにあたって、一番の心残りは「宝来」に通えなくなることだ。by 自分


 国分寺(小平市)に「けやき公園」という野球場(少年野球用?)がある公園があった。どういうわけが偶然発見し、その外野の芝の部分で友だち3人とキャチボールをすることがしばしばあった。その当時、僕はまだ草野球をはじめておらず、本当によくこのメンバーでキャッチボールをすることで野球をした気分に浸っていたのだ。で、それなりに運動して「飯でも食おう」となり、国分寺駅方面に戻ってきて、これまた偶然「じゃ、ここで」と入ったのが、この宝来という定食屋さん。


 いかにも町の定食屋さんといった適度な汚れ方と、縦長のカウンターだけの狭い店内と、やたらと多いメニューを抱えるお店。親父とその息子らしき2人で料理を拵えており、お母さんが注文を運ぶといった家族3人体制でお店をまわしていた。親父は厨房でタバコを吸いながら料理をしていたが、それすら見なかったことにしたくなるほどお気に入りだった。


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 まあ、このお店も僕が好きだった他のお店に違わず、とにかくヴォリューミー。メインのおかず+目玉焼き+小鉢+お新香+味噌汁と、お盆の上にお盆に乗り切らないほどの皿がある。だから、食べるときはお盆から1~2つの皿を横に避けないといけなかった。ラーメンと定食のセットメニューを頼むと、ミニ・ラーメンと定食が出てくるかと思いきや、通常のラーメンと上記の定食が出てくるので、こんどはテーブルに乗り切らなくなるほどだった。そして、ご飯が日本昔ばなしにでも出てくるくらいのてんこ盛りで、最初に見た人はたいてい笑ってしまうほど。だから、ご飯の盛り加減を見て笑ってる人がいたら、まず初来店の人と思って間違いなかった。


 僕が好きだったのは、ナスピーマン炒め定食、ホイコーロー定食、肉野菜炒め定食、ニンニクの芽の肉炒め定食etc. ただし今日はコレを食おうと決めて行っても、メニューを見ると「いや、しかし、違うのも美味そうだな……」といつも迷ってしまっていた。ただ、この迷いすらも楽しいくらいだった。定食は全般的に750円。ご飯の量を少なくすると50円安くなる。


 最初に見つけたのは、22歳前後の頃だっただろうか。お決まりの友人3人と遊ぶときは、必ずこのお店に行っていた。お店の前に黄色い看板が出ていたことから、僕らは「黄色い看板行く?」などと言い合っては。しかし、徐々に歳をとり、仕事が決まったりなんだかんだで、集まることも少なくなったが、それで時間をつくって集まったときは決まって足を運んでいた。甲子園に出場したら土を持って帰るかのように、僕らが集まったときの、ひとつの象徴、習わしみたいに。


◆宝来 - 国分寺/中華料理 [食べログ]