BCL観戦-ミリオンスターズ対ミラクルエレファンツ

 2012年シーズン初のスポーツ観戦です。5月5日、ミリオンスターズの試合に行って来ました。石川県立野球場、相手は福井ミラクル・エレファンツです。


 昨シーズン、悲願の独立リーグ優勝を果たし、多くの主力選手がチームを去ってしまったミリオンスターズ。個人的にはとても残念なことですが、個々の選手の人生を考えれば、どこかで区切りをつけてより安定した職に就くというのも生き方のオプションとしては悪くないはずです。そして日本一になったことをその区切りとしてプロ野球(独立リーグは、アマチュアではなくプロ野球です)から身を引くというのは、最適なタイミングのようにも思えます。致し方ないのかなと。


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 まあとにかく、県立球場特有の強風と快晴の天気がうまくミックスされ、野外で過ごすには心地良い環境のもと、ゴールデン・ウィーク終盤の子どもの日であり、かつ本拠地のオープニング・ゲームとあって、スタンドは盆と正月がホームベース上でクロスプレーになったようにエキサイトしていました。動員は3,412人。これだけ野球観戦にうってつけの午後など、そうそうないと思いますが、いかがでしょうか。


 友人とともに3塁側(M'sは3塁側がホーム)の席を陣取り試合観戦に挑みます。助っ人外国人が数多く見られました。3番を打つマデラという奈良の大仏のように身体の大きな内野手がオーバー・リアクションで愛想も良さそうで好感が持てました。どことなくバッター・ボックスでの雰囲気が中日のブランコに似ているドミニカンです。あと、6番DHでヤコブという選手もいました。東欧系の名前だなと思い選手ブックを見てみると、チェコ出身(日本におけるチェコ初のプロ野球選手だとか)だそうです。調べてみると、チェコでは野球のナショナル・チームもあり、WBC出場こそはありませんが、国際大会には積極的に参加しているのだとか。新外国人のマデラ選手とヤコブ選手に注目したいと思います。


 その他にも今期は計5人の外国人選手が入団したのですが、どういう経緯、どういう条件のもと彼らが石川県の野球チームにやってきたのかと興味がそそられます。ともあれ、野球をするために日本という異国にやってきて、しかも地方都市の独立リーグに所属するという熱意だけで、応援してあげたくなるものです。優勝を機に退団した古株の日本人に代わり、海の向こうからやってきた謎多き新外国人たち。馴染みの選手が退団してしまった今期は、新人の外国人選手に注目していくのも良いかもしれません。


 試合は、打線が上手く機能したミリオンスターズが5対1で勝利。先制、中押し、1点を返されるも終盤にダメ押しという理想的な展開で快勝と言っていいんではないでしょうか。気づくと、森監督になってから3年連続でホーム開幕戦を観戦し、どれも勝利を見届けています。


 ちなみにマスコットのスタ坊着ぐるみ(もしそういうものがあるとすればの話ですが)が新しくなり、きれいになっていました。こちにも注目してください。どれくらいのスパンで汚れていくかをです。


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◆5月5日(祝) 13:00 石川ミリオンスターズ vs 福井ミラクルエレファンツ


【やきう同好会(金沢支部)2012年成績】

BCL

カード 勝敗 球場 戦評
5/5 石川5-1福井 石川
県立
森M's3年連続開幕戦勝利!
助っ人外国人5人活躍!