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review

『め~てるの気持ち』を読んで

同僚に薦められたてiBooksで購入した漫画。作者は『GANTZ』で有名な奥浩哉で、この『め~てるの気持ち』は同時期に連載されていた(2006~2007年)作品らしい。 美女と野獣よろしく、美女と引きこもりの2人の物語。少し不思議系の美女が献身的に偏屈な引きこ…

『三四郎』『それから』を漫画で読んで

最近、自分の中で漱石ブームなので、前期三部作である『三四郎』と『それから』の漫画版ををiBooksにて購入。どうして漫画版を買ったかというと、オリジナルの小説では、おもしろさはもとより世界観すら把握できなかったから、漫画で全体像を掴んでやろうと…

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観て

2000年日本公開。デンマークの映画とか。デンマークの映画とか言われても、今ひとつピンとこないし、正直、デンマークでも映画って撮ってたんだと思ったくらい。でも、映像とか人間味からは、北欧風の物寂しさが感じられて良かった。北欧に行ったことないか…

宮沢りえ主演「紙の月」を観て

銀行員の主人公、宮沢りえが、年下の不倫相手と遊ぶために不正に銀行の金を使い込むというサスペンス・ストーリー。もともとはまじめな性格の主人公のタガが外れていく展開が観処かなと。金と色で人が狂っていくというのは、ありふれたテーマだが、妙に生々…

伊坂幸太郎著『グラスホッパー』を読んで

なんとなくiBooksで購入。 何人もの「殺し屋」が登場する物語なのだが、主人公はごく一般的な善良な市民という設定。血の気の多い殺し屋や悪党達が次々あらわれ鬼気迫る中で、性善説の主人公の言動にイライラする場面もあるが、ストーリーがとてもしっかりし…

角田光代著『対岸の彼女』を読んで

iBooksでなんとなくおもしろそうな本を探していて、角田作品なら間違いないだろうということで購入。まあ特別絶賛するこどでもないが満足はできた。 ざっくりあらすじを説明すると、子育てに追われながらも働く女性とその会社の経営者の過去、コンプレックス…

岩井俊二監督「ヴァンパイア」を観て

Huluで視聴。ちなみにHuluは、ちょうどこの「ヴァンパイア」を観たところで、これ以上観たいと思う作品が見当たらなくなったので、2週間の無料期間のみで契約を終了させた。 2012年日本公開。岩井俊二監督作品ということで気になってはいたが、主演が外人ば…

映画「桐島、部活やめるってよ」を観て

数年前に小説で読んだのだが、いまいちだった記憶が残っている。とにかくさわやかで瑞々し過ぎて、感情移入できなかった。青春時代の青臭い物語を恥ずかしく感じたわけだ。でも、読みながらこれは映像化されたらおもしろそうだなというのは、なんとなく感じ…

又吉直樹著『火花』を読んで

ご存知芥川賞受賞作品。iBooksにて購入し、読了した。賛否両論あるが、僕は想像以上に楽しめた。 で、まあ僕も「純文学とは何か?」を語れるほど読書通ではないのだが、これほどストレートに「純文学」と言える作品はなかなかない、というか、あったとしても…

映画「イニシエーション・ラブ」を観て

金沢に帰省していたとき映画館で視聴。上映の最後の日だった。 で、この話は、去年の秋に小説で読んで、いたく感銘を受けたのだが、映画化されると聞いて、果たしてそんなことが可能なのかと、期待半分、余計な心配半分な気持ちになった。原作は、映像がない…

「ラッシュアワー」を観て

1999年日本公開作品。僕が東京に上京して、生活にも慣れてきた頃、この映画の宣伝を頻繁に目にしたことを覚えている。ジャッキー・チェンとか懐かしいな、とか思いながら。そういうわけで興味はあったのだが、その当時もまだドラえもん以外の映画を映画館で…

休みの日にHuluでジャッキー映画をはしご

観た順にでも紹介。 まず2010年の作品「ダブル・ミッション」。まあ最近といえば最近の映画。で、当然と言えば当然だし、致し方ないと言えば致し方ないのだが、アクション・シーンがパンチ力に欠けていたことは否めない。あと、途中何カットかCGを使っている…

「ショーシャンクの空に」を観て

Huluで視聴。ミスチルの楽曲「one two three」の歌詞にも登場する映画だし、そこかしこで評価が高いという話を聞いていたので、昔からいつか観たいなと思っていた。しかし、その後気づくのだが、原作はスティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』だ…

「12人の優しい日本人」を観て

Huluにて視聴。三谷幸喜脚本で、1991年公開。また脚本のクレジットに「東京サンシャインボーイズ」とあるように、元々は舞台劇だったようで、個人的に好きな舞台脚本ものである。 で、僕がこの映画の存在を知ったのが、2009年裁判員制度が施行される前後のこ…

「花とアリス」「四月物語」を観て

Huluにて視聴。岩井俊二作品。 まず「花とアリス」から。2004年公開で、順番的には「リリイ・シュシュのすべて」の次に発表された作品。当時、僕は劇場で観たのだが、事前公開されたウェブ版に関しては、1話くらいを観て、あとは観逃したと記憶している。あ…

キョンシー映画「霊幻道士」を観て

Huluにて視聴。いわゆるキョンシー映画で、日本では1986年公開。 で、僕は大きな勘違いをしてたことが判明。まず、僕が小学校の頃にブームにもなった「キョンシー」というのは、台湾の映画だと思っていた。というか、当時は中国かどこかというだけの認識で、…

「少林サッカー」を観て

日本では2002年6月に公開された作品。ちょうど日韓ワールドカップの時期にだったためか、話題になったのは覚えている。良い意味でアホらしい映画という評判だった。ちなみに、この作品は香港人の部下から、香港での有名な俳優として、周星馳(チャウ・シンチ…

「スパルタンX」「プロジェクトA」を観て

目下、ジャッキー・ブームの中、代表作を続けて視聴している。時系列でいうと、1983年「プロジェクトA」、1984年「スパルタンX」、1985年「ポリス・ストーリー」を発表しているようだ。でも僕は今回、ちょうどこの逆の順番で観たことになる。まあ、今となっ…

映画「ポリス・ストーリー」を観て

ながらでいいから、広東語を聞く機会を増やそうと思い、YouTubeで適当な動画を探してみた。ドラクエでもしながら、広東語の動画でも流して、耳に馴染ませておこうという思惑だ。で、どこかの誰かが日本語で広東語講座をしている動画などを流しているうちに、…

ながら映画いくつかの感想

結局、jitakuTVという、日本のテレビ番組を観ることができるサービスを利用している。その中で、映画専門チャンネルというのがあり、民放のゴールデン・タイムではなかなか観ることのできない、マイナーだったり、R指定のあるような映画を視聴することができ…

『輪るピングドラム』を読んで

2011年、深夜のアニメを通して観て、なかなか印象に残った作品。ただ、最終的に何がどうなったのかよくわからないままエンディングをむかえた感があり、そういう意味からも、妙に尾を引くように気になり続けていた。小説は上中下、三巻になっており、香港に…

綾辻行人著『十角館の殺人』を読んで

かなり有名な作品らしく、「ミステリー」「推理」というジャンルで、よくレコメンドされるので、昔から名前は知っている。が、なんとなく古い作品だったので、読まずに放置していたけど、いい加減そろそろと、軽い気持ちでiBooksから購入。 あらすじは、閉ざ…

井上夢人著『ラバー・ソウル』を読んで

まず作者に関して。僕はこの井上夢人(いのうえ・ゆめひと)が描くサスペンスとダークネスが入り混じった小説が非常に大好きである。最初は岡嶋二人というコンビ時代の『99%の誘拐』という作品を読み衝撃を受け、『クラインの壺』で完全にノック・アウトさせ…

沢木耕太郎著『深夜特急(1) 香港・マカオ』を読んで

有名な旅行エッセイとして、ちょいちょい、この『深夜特急』という名前を目にしたことはある。が、ここにおさめられている地域や国に特に関心がなかったので、気にすることもなく放置していた。ただし今回、インターネットもテレビもない部屋で1週間あまり過…

伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』を読んで

地上波だったかで映画版が放送されていたのを後半1/3くらい観て、続きではなく、前半が気になったので小説を読もうと思った。また大分前にも、小説がとてもおもしろいとの評判を耳にしたが、当時は文庫化されてなかったので見送った覚えがある。が、このたび…

「リリイ・シュシュのすべて」を観て

どんなに衝撃的なインパクトも、どんなにスペクタクルな感動も、時間が経つとともに色褪せていってしまうというのが人の常である。実際、若い時分、あれだけ何度読み返しても飽きのこなかった『ノルウェイの森』も、齢を重ねた後に手に取ったとき、さほど感…

レイモンド・チャンドラー著『ロング・グッバイ』を読んで

村上春樹訳ははじめて読んだ。2007年、最初に村上春樹訳が出たときは単行本だったため購入を見合わせた記憶がある。それで、いつか文庫が出るだろうと、待っているうちに、この文庫化を待っていること自体忘れてしまっていたわけだ。で、1月の長い出張の前に…

村上春樹著『アフターダーク』を読んで

一人称「僕」から決別し、三人称にシフト・チェンジした最初の作品ともいえる『アフターダーク』。時系列でいうと、2002年の『海辺のカフカ』(ナカタさんパートは三人称)に続き、2004年に発表された長編小説。三人称という文体がそうさせているのか定かで…

映画「寄生獣」を観て

高校のときに流行った漫画で、まわりに流される格好で読んでみたのが最初。1995年あたりだろうか。意味不明の寄生生物に身体を乗っ取られた人間が、“普通の”人間を食い殺していくというフィクション。正直、あまりノリ気で読みはじめたわけではなかったが、…

乾くるみ著『イニシエーション・ラブ』を読んで

久しぶりに本を読んだ。一気に。長くはない物語なので1日で読むことができる。かなりおもしろかった。 まず、この本を読むに至った経緯としては、朝礼時に部下から「おすすめの本」として紹介されたから。普段、彼は小説を読まないそうだが、テレビの「しゃ…

映画「永遠の0」を観て

たしか2013年12月公開の映画で、前々から気にはしていたのだが、今になってやっと観ることができた。 原作は2009年に発売され、僕が文庫を読んだのは2010年8月。名作の一言につきる。僕がどうこう言うより、毎年夏に書店に行くと必ずと言っていいほど、大々…

角田光代著『八日目の蝉』を読んで

元々は読売新聞夕刊の連載小説だったらしい。その後2007年に単行本化され、2010年にドラマ化、2011年には映画化。映画化された当時、プロモーション・ビデオが秀逸で、かつ意味深なタイトル、そして「優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。」といっ…

井端弘和著『勝負強さ』を読んで

こういった類の書籍は、例外なくアマチュア時代のエピソードの方がおもしろい。プロに入ってからの活躍やスランプや怪我、そしてその裏側なんてものは、普通にスポーツ・ニュースやスポーツ・マガジンを追っかけているだけで、それ相応に情報収集できている…

『草野球をとことん楽しむ』を読んで

図書館でたまたま見つけて、なんとなく借りてみた本。しかし家に帰って、レビューサイトの「読書メーター」を見てみると、あまり既読者がいないようで、僕がこれまでに手に取った中でもかなりマイナー部類の新書のようであった。ので、期待値は低めで読みは…

朝井リョウ著『桐島、部活やめるってよ』を読んで

少し前に話題になっていた小説です。なんでも「第22回小説すばる新人賞」を平成生まれではじめて受賞した作品だとか。受賞は2009年。その後2012年に映画化されており、こちらも高評価だったそうで、おそらく僕の記憶にあるのは2012年の映画に関する評判を耳…

『バトル・ロワイアル』を読んで(2)

知ってる人しかわからないと思いますが、バトル・ロワイアルの登場人物に関して語らせてもらいます。 まず僕がこの小説を読んで最初にファンになったのが、相馬光子(女子11番)。まあいわゆるヤンキー娘で、カツアゲとか援助交際などをやっている設定。当然…

『バトル・ロワイアル』を読んで(1)

僕の中でかなり思い入れのある作品です。ご存じの方も多いと思いますが、中学3年生のクラスメイトで殺し合いをするというストーリー。映画化の際に、国会で取り上げられるなど話題になり、知った人も多いはずです。単行本の初版は1999年で、映画化は2000年。…

映画「終戦のエンペラー」を観て

上映前のから気になっていた映画ですが、ずるずると今日まで放置していました。休みが取れたので「まだやってるかな?」と調べてみると、金沢の映画館はどこも今日6日が最終日。滑り込みで観ることができました。そして一言感想としては、観て良かったなと。…

安部司著『食品の裏側』を読んで

同僚の紹介で、2005年初版と少し古いものですが、おもしろそうなテーマだったので読んでみました。食品添加物の話で、僕らが普段、毎日一日三食食べている食事の中には食品添加物がこんもり山盛りに入っちゃってるよ、知ってましたか、という内容。で、読み…

『英智スタイル48』を読んで

ドラゴンズ・ファンで、アンチ英智(ひでのり)な奴などいるのだろうか、否いないでしょう。そう断言できるくらい、ファンに愛されたプレーヤーだったと思っています。本名、蔵本英智。 一応、簡単に英智のプレー・スタイルを説明しておくと、守備、走塁のス…

映画「華麗なるギャツビー」の追記

しかし、この『華麗なるギャツビー』、って、僕にとっては、「なぜこれがアメリカの国民的な作品として、ずっと愛され続けているのか?」がわからないところもあるのです。 (略) なんというか、登場人物は、ロクでもない人ばかりなんですよ。裏稼業で金を…

映画「華麗なるギャツビー」を観て

非常にやっかいな物語、僕にとってそういう位置づけてある。というか、もう、そういう位置づけだったと言ってもいいだろう。スコット・フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』のことだ。 というのも、1920年代を代表するアメリカ文学、否、1920年代どこ…

たまには音楽でも紹介します

ラジオを聴いていると、思いがけず「お、イイネ!」と思う楽曲に出くわすことがります。でもまあ、車を運転してるわけなので、メモを取ったりShazamを起動させたりできるわけでもなく、聴き流してそのまま忘れることもあるのですが、それでも調べて誰のどん…

伊集院静『逆風に立つ』を読んで

昨日、東京ドームでの引退セレモニー&国民栄誉賞授与式があった松井秀喜氏。もちろん、郷土のスターということあって長く応援してるし、注目もしているので、嬉しいニュースだと思いました(それもあって、この本を買ったのです)。 しかし、その松井の語る…

星新一『きまぐれロボット』を読んで

だいぶ前にNHKだったと思うが、星新一のショートショートをアニメ化している番組があった。5分程度の時間で、2~3本の作品を紹介していたと記憶している。非常にシュールでおもしろかった。また、ヴィレッジヴァンガードでも、星新一作品を漫画化し、何人か…

鳥越規央 仁志敏久『プロ野球のセオリー』を読んで

非常におもしろそうなテーマだったので買ってみた。ただ、第1章の「バント」に関するくだりが、ぐだぐだと長すぎる。この章を最初に持ってくる必要はあったのかなと思うが、全般的にはおもしろい内容だと思う。 ところで、僕が昔、音楽をやっていて身につけ…

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで

読了。村上作品にしては、かなりライトな気がするし、ストーリー、プロットも非常にストレートな印象がする。新たなる境地としての無駄が削ぎ落とされた作品と表現するか、テレビドラマのような大衆化された作品と感じるかは人それぞれだろうが。 主人公にし…

映画「ドラゴンボール」を観て

ドラゴンボールの映画を観てきた。ドラクエばっかやってるのもいかんなということで映画に出かけたのだが、観ているものは結局鳥山明の絵なのである。まあ別にいいけど。 この映画の評判はそこそこ良いようであるが、僕が下手なことを言ってハードルを上げた…

中田永一『吉祥寺の朝日奈くん』を読んで

吉祥寺の書店で偶然見かけたので、買ってみました。もちろん、著者の「中田永一」が「乙一」であることも知ってのことで。 この作品の著者は乙一ではないので、こんなことを言うのも的はずれかもしれませんが、乙一の最大の特徴として、物語にセックスの要素…

こころ中

ちまちまと、夏目漱石の『こころ』を再読しているのだが、この作品は、つくづく名作だと思う。 ただ漱石に関して、まともに読んだことのあるのが、この『こころ』くらいで、『坊ちゃん』であったり『吾輩は猫である』といった有名作品は手にとったことすらな…